平成17年秋期試験問題 午前問19

メモリの誤り制御方式で,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。

  • 奇数パリティ
  • 水平パリティ
  • チェックサム
  • ハミング符号
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分野:テクノロジ系
中分類:コンピュータ構成要素
小分類:メモリ
解説
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
  • 偶数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が偶数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
  • 垂直パリティは、データの垂直方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。水平方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、垂直パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
  • チェックサムは、データの合計値を検査用に付加し、データに誤りが生じていないかを検査する方式です。
  • 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正することができる方式です。

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