応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

期待値をカスタマイズする場合としない場合でそれぞれ計算した後、なぜ差額が投入額になるのでしょうか？

不景気はマイナス？？

稼働後1年間の利益増加見込み額は、
カスタマイズをする場合、82万円／月  ×  12月
カスタマイズをしない場合、51万円／月  ×  12月
となり、その差額
31万円／月  ×  12月
をカスタマイズに投入しても、カスタマイズをしない場合とトントンになる費用です。

追記します。この問題に限らず、投資効果があるかどうかの判断についてです。

「何かをする」場合、例えば、「プロジェクトを実行する」とか、この問題のように「カスタマイズを行う」とかの場合、まず、「何かをする」場合と「何かをしない」場合のそれぞれの利益を見積もります。当然、「何かをする」場合の利益の方が大きくないと困ります。

また、「何かをする」場合は費用がかかり、「何かをしない」場合は費用がかかりません。

利益の差額と、「何かをする」場合の費用を天秤にかけ、前者が後者を上回ると、「何かをする」効果があると判断します。