応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

合格教本使って勉強し始めたのですが、理解が追いつかなさすぎるため、キタミ式に切り替えて勉強中です。
直前だと言うのに、やっと何とか読み終わった！って段階なんですが、キタミ式の内容だけではよく分からなくて合格教本やネット等を参照したところ、記載内容が違うところがあって混乱しています。解釈の違いなんでしょうか？例えば下の2つのようなものです。
キタミ式の内容もうっすらとしか覚えられていない状況ですが、実試験で問われる形と違う形での解説が多いと困るなーと思ってます。

1.データベースの正規化について
おなじような売上データを元に説明しているんですが、第1正規系の形が違っています。
キタミ式は第1正規系では表を分割せずに、情報を補って1つの表にする方法のようです。

2.アローダイアグラムについて
キタミ式の解説では1つの結合点からは1つの作業しか引き出せないので、2つ以上の作業がある場合はダミー作業をあらわす矢印を使う、とあるのですが、その後に掲載されている過去問では1つの結合点から矢印2つ以上引き出されてまして…。どう言うことなのかさっぱりわからず。

私もキタミ式を一通り読みました。その後過去問をひたすら挑戦していますが、流石に1冊で過去問全てを完全網羅しているわけではないので、あくまで基礎固め程度に使うのがよろしいかと。
さて、質問の内容ですが、分かる範囲で回答すると、

1．データベースの正規化について
これは表現の違いかと思います。第一正規化は端的に言えば、『二次元の表に整える』作業ですので、これを説明する場合は大抵、二次元の表ですらないデータを使用していると思います。
パターンとしては、
  ①Excelのセル結合や改行入力のように、"1行1データ"のルールが守られていないものを分割して"1行1データ"に整える
  ②帳票から起こしたような場合に、"1行の中に同じような構造の繰り返しが存在する"ものについて、繰り返し部分を1行ずつ再配置する(繰り返し以外の部分は同一のデータで補完する)
のどちらかが多いです。キタミ式では②の方法ですが、私がDBを学習するときに読んだ書籍では①で説明されていました。

2．アローダイアグラムについて
改めて読みなおすと、『1つの結合点からは1つの作業しか引き出せない』という文言はおかしいですね…。
『1組の結合点同士を結ぶ作業は1つだけ』と言った方が正しいと思います。
なので、P.751のアローダイアグラムだと、2->4→6となっている部分は2→6となる作業が存在しないため、ダミー作業無しでも表現できますね。
(補足すると、3->5→6の方は3→6の経路が既に存在しているため、ダミー作業がないと表現できません)

私の解釈内での回答ですので、不備あれば他の方、遠慮なくご指摘ください…。

正規化にすらいたっていない（非正規形）というのは、言葉で言えば
エクセルでいえば1セル1内容じゃない（これを本来  属性が単一値ではない  とかいう）
ってことになるわけですが、エクセルのセル改行とかで説明するとわかりにくくなるので
昔出た事例で書くと、

医者のカルテで薬を出すのに1度に1つに限らず複数出すわけで、{ロキソプロフェン, レバミピド}みたいな書き方（値の組）をしてデータを1行で突っ込んでたわけです。
で、そんな書き方をしていると非正規化から逃れられないので、
患者の番号、薬を出した日、出した薬の名前
みたいなテーブルを用意して、
0001、2021/10/07、ロキソプロフェン
0001、2021/10/07、レバミピド
みたいに書けば、1セル1値が確保できるからやっと正規化に足を踏み入れたね、ってなるようなもんです。

>繰り返し以外の部分は同一のデータで補完する
というのは、主キーだけでくくりだしてやるのが一般的なやり方です。
キタミはずいぶん極端だな・・・。

TELNETさん、GinSana
ありがとうございます！
求められる知識の幅が広すぎて諦めモードですが、過去問に取り組んでいるところです。

1．データベースの正規化について
両方のやり方があるんですね。
キタミ式も間違いじゃないけど、一般的では無いのかな。
こういうやり方もあるよ、って書いておいてくれれば混乱しないのに…。

2．アローダイアグラムについて
やっぱりおかしいですよね。
3-5-6の方も、過去問のパターンだと
3-5が作業が、5-6かダミー作業となるのかな、と思いました。
うーん、キタミ式は独特なのかな…。