平成28年春午後問9設問1(3)

ささにしきさん  
(No.1)
平成28年春午後問9設問1(3)の回答が『詳細設計での品質不足』ですが、
どのように考えて上記の回答になるのか?ご教授願います。

表3のサブシステムZの欠陥数を表2の品質判定基準で比較すると、
詳細設計レビューの欠陥数が品質判定基準の範囲内ではあるが最小値に近い
単体テストの欠陥数が品質判定基準の範囲内ではあるが最小値に近い
結合テストの欠陥数が品質判定基準の最大値を超過
なので、回答は結合テストに触れるべきでは?と考えてしまうのですが・・・
2016.07.14 09:50
kkさん 
(No.2)
R主任は表2と表3から次のように考えたとありますので、
この問題は、R主任が考えたことを解答することになります。

サブシステム Z について
表2の品質判定基準と表3の品質実績からわかることは、以下の通りです。

[テスト項目数]
(1)単体テストの項目数が品質判定基準より少ない
(2)結合テストの項目数が品質判定基準の範囲内

[欠陥数]については
(3)詳細設計レビューの欠陥数が品質判定基準の範囲内
(4)単体テストの欠陥数が品質判定基準の範囲内
(5)結合テストの欠陥数が品質判定基準より多い

そこで、R主任は考えました。
「サブシステム Z は a でのテスト項目不足、又は b の可能性がある」と。
===
「又は」がどこにかかるのか、微妙なところですが、

■1
「サブシステム Z は (a でのテスト項目不足)、又は、(b 可能性) がある」
※(a でのテスト項目不足)と(b 可能性)が並列で どちらか 「がある」

それか

■2
「サブシステム Z は (a でのテスト項目不足)、又は、(b) の可能性がある」
※(a でのテスト項目不足)と(b)が並列で どちらか 「の可能性がある」

とも読み取れます
===

■1だとして
(2)(3)(4)の事実は、判定基準の範囲内ということで、
R主任がわざわざ考えるところではありません。

a の解答は 単体テスト となりますが、
これは、表2と表3からわかった(1)そのものです。

では b の解答はというと、「b の可能性がある」ということで、
これは a の解答のように R主任が わかった事実とは違い、
R主任が b かも知れないと推測したことになります。

それは、結合テストの欠陥数が多いという事実を受けて、
それならば b の可能性がある と考えたものと思われます。

b の解答は 結合テストの欠陥数が多いということに触れるべきでは
と思われているようですが、
結合テストの欠陥数が多いということは、
b の解答を導くための前提として利用していますので、
まったく無視しているわけでもありません。
でも、無理やり、結合テストの欠陥数が多い
ということに触れた解答を作ってみました。

結合テストの欠陥数が多いということなので、
「結合テストの項目自体が間違い」の可能性がある

これは、サブシステム Z の品質は悪くなく、
テスト項目が間違っていたので欠陥が多くなったという考えですが、
はたして R主任はそのように考えるでしょうか。


■2だとして
基本的には a 、 b とも■1と同じですが、
違いは、「a でのテスト項目不足」についても可能性があると考えるところです。
従いまして、a の解答も
結合テストの欠陥数が多いという事実を受けて、
R主任が a でのテスト項目不足があるかも知れないと推測したことになります。

結合テストの欠陥数が多かったのは、
単体テストの項目数が判定基準より少ない(1)ためであり、
もし、判定基準を満たす単体テストの項目数だったら、
結合テストの欠陥数が少なかったかもしれないとの意味で、

「単体テストでのテスト項目不足の可能性がある」

と考えたことになります。

一方、■1のケースでは、単体テストの項目数が判定基準より少ない
ということを、結合テストの欠陥数が多いこととは関係なく
品質判定基準よりも少ないこと自体が問題と捉え、考えています。
2016.07.14 22:14
ささにしきさん  
(No.3)
KKさん、ありがとうございました。
確かに『R主任は~次のように考えた』とあるので、表2、表3の事実を元にした予測が回答でなければならないですね・・・(涙)
結合テストが基準値を超過したことは可能性ではなく事実。
自分の読解力や洞察力の無さにがっかりです・・・。
ニホンゴムズカシイデスネ
2016.07.15 09:27

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