回線速度の問題
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応用情報さん
(No.1)
「平成27年春期 問32(仮に問Aとします)」と「平成28春期 問32(仮に問Bとします)」の問題について質問です。
問Aは、異なる2つの伝送速度のLANでファイル送信にかかる時間を求める問題です。この場合には、各々のLANを経由する際にかかる時間を総和することにより求められています。
問Bは、それぞれ異なる伝送速度のLANとFTTHでフレーム送信にかかる時間を求める問題です。この場合には、問Aのように各々の通信時間を総和するのではなく、ボトルネックであるLANの通信時間が全体の通信時間である、として答えを求めています。
一見すると、設定としては両者同じような問題のように見えますが、考え方は全く異なります。
そこで質問です。
1. 問A,Bで計算方法が全く違うのはなぜなのでしょうか。
2. 「通信時間=通信時間の総和」の考え方を使う場合と、「通信時間=ボトルネックの回線の通信時間」の考え方を使う場合で、決定的な違いは何でしょうか。
色々考えたり調べたりしたのですが、わからず…。
よろしくお願いします。
問Aは、異なる2つの伝送速度のLANでファイル送信にかかる時間を求める問題です。この場合には、各々のLANを経由する際にかかる時間を総和することにより求められています。
問Bは、それぞれ異なる伝送速度のLANとFTTHでフレーム送信にかかる時間を求める問題です。この場合には、問Aのように各々の通信時間を総和するのではなく、ボトルネックであるLANの通信時間が全体の通信時間である、として答えを求めています。
一見すると、設定としては両者同じような問題のように見えますが、考え方は全く異なります。
そこで質問です。
1. 問A,Bで計算方法が全く違うのはなぜなのでしょうか。
2. 「通信時間=通信時間の総和」の考え方を使う場合と、「通信時間=ボトルネックの回線の通信時間」の考え方を使う場合で、決定的な違いは何でしょうか。
色々考えたり調べたりしたのですが、わからず…。
よろしくお願いします。
2019.06.25 01:03
おっさんさん
(No.2)
2つの問題を見ると確かに似ていますね。
2つの問題の決定的な違いは送信するデータかと思います。
27春は対象がフレームとあり送受信する一つ当たりの単位となります。
28春は対象がファイルであり送信の単位はこれを分割した、27春で言うところのフレームになります(大雑把にですが)。
27春のように一送受信単位で考えると総和になります。
28春でも一送信目は総和になるはずですが、それ以降の送信はボトルネックで待ちが発生することを考慮する必要があります。この問題では540Mバイトのファイルですからフレーム長を1500バイトとすると360000個くらい(大雑把にですが)のフレームに分割されて送信されていることになります。最初のフレーム分の総和は誤差程度として、また、これを加味したとしても回答群にもっとも近いのはボトルネックの回線時間となるかと思います。
大雑把にですが私は上記のように考えました。
2つの問題の決定的な違いは送信するデータかと思います。
27春は対象がフレームとあり送受信する一つ当たりの単位となります。
28春は対象がファイルであり送信の単位はこれを分割した、27春で言うところのフレームになります(大雑把にですが)。
27春のように一送受信単位で考えると総和になります。
28春でも一送信目は総和になるはずですが、それ以降の送信はボトルネックで待ちが発生することを考慮する必要があります。この問題では540Mバイトのファイルですからフレーム長を1500バイトとすると360000個くらい(大雑把にですが)のフレームに分割されて送信されていることになります。最初のフレーム分の総和は誤差程度として、また、これを加味したとしても回答群にもっとも近いのはボトルネックの回線時間となるかと思います。
大雑把にですが私は上記のように考えました。
2019.06.25 09:48
びっくりさん
(No.3)
問Bの場合、ONUやルーターの遅延を考えない、つまりインターネットからダウンロードされたファイルは「すぐに」pcでダウンロードされます。(pcとインターネット間の時間は0)ここでインターネットからのダウンロード速度が遅かった場合、pcはデータが届くまで待つことになります(動画を見ていてちょっと止まるイメージ)逆にpcのダウンロード速度が遅かったら最終的な時間はpcに依存します。これがボトルネックが影響する場合。
問AはLANからLANまでですが間に回線を挟むでのすぐにもう一方のLANに届く訳ではありません。わかりやすくいうなら一旦回線に送ってから、その回線からダウンロードするイメージです。ここでもし2つのLANの速度が違うというなら、問Bのように遅い方のLANがボトルネックになり、遅いLANの速度+回線の速度となります。
(多分)
問AはLANからLANまでですが間に回線を挟むでのすぐにもう一方のLANに届く訳ではありません。わかりやすくいうなら一旦回線に送ってから、その回線からダウンロードするイメージです。ここでもし2つのLANの速度が違うというなら、問Bのように遅い方のLANがボトルネックになり、遅いLANの速度+回線の速度となります。
(多分)
2019.06.25 12:35
びっくりさん
(No.4)
すいません。後半部分の説明違うかもしれません。削除用パスワード忘れてしまいましたすいません。
2019.06.25 12:54
久久能智さん
(No.5)
今更かもしれませんが一応解説じみたものを
回線速度の問題は以下の二点のどちらかであるかの判断が必要です
1.ネットワーク全体の「処理能力」
2.ネットワークの端から端に届くまでの「物理的な時間」
例を挙げますと、
・ネットワークAは1フレームを2ミリ秒で端から端まで届ける
・ネットワークBは1フレームを1ミリ秒で端から端まで届ける
この二つのをつなげたネットワークABは、次々送られてくるフレームを、1フレーム2ミリ秒で処理可能な処理能力を持ちます(Aがボトルネックになります)
そして実際にフレームが端から端まで到着する時間は、Aに2ミリ秒/Bに1ナノ秒で3ミリ秒かかります。
(AとBの総和)
極論を言えば、ネットワークAとBを何十個組み合わせても処理能力は変わりませんが、実際に端から端まで到着するのにかかる時間はネットワーク数分だけ増えるということです
そしてこの二つを見分ける方法は単位です。
1ミリ秒と2ミリ秒は倍違いますが、54秒と54.001秒は誤差です
(「遅延時間などは考えず」の一文がこの誤差を無視可能な根拠です)
聞かれた単位でどちらのことを聞かれたのか判断すれば大丈夫です。
回線速度の問題は以下の二点のどちらかであるかの判断が必要です
1.ネットワーク全体の「処理能力」
2.ネットワークの端から端に届くまでの「物理的な時間」
例を挙げますと、
・ネットワークAは1フレームを2ミリ秒で端から端まで届ける
・ネットワークBは1フレームを1ミリ秒で端から端まで届ける
この二つのをつなげたネットワークABは、次々送られてくるフレームを、1フレーム2ミリ秒で処理可能な処理能力を持ちます(Aがボトルネックになります)
そして実際にフレームが端から端まで到着する時間は、Aに2ミリ秒/Bに1ナノ秒で3ミリ秒かかります。
(AとBの総和)
極論を言えば、ネットワークAとBを何十個組み合わせても処理能力は変わりませんが、実際に端から端まで到着するのにかかる時間はネットワーク数分だけ増えるということです
そしてこの二つを見分ける方法は単位です。
1ミリ秒と2ミリ秒は倍違いますが、54秒と54.001秒は誤差です
(「遅延時間などは考えず」の一文がこの誤差を無視可能な根拠です)
聞かれた単位でどちらのことを聞かれたのか判断すれば大丈夫です。
2019.06.29 17:24
応用情報さん
(No.6)
皆さんありがとうございます。自分の中で解決しました。
この問題のポイントは、回線の伝送速度と比較したときの送信するデータ量、つまりフレームかファイルかということです。(No.2の方が最も自分の答えに近いと思いました。)
以下、自分の考え方の例えです。
2工程から成るケーキの生産ラインを考えます。
1工程目を担当するAさんは1分で4個のスポンジを製造し、2工程目を担当するBさんは1分で2個のケーキをデコレーションする。(工程1では、4個のケーキが入るサイズの1つのオーブンで1分間焼くと仮定する)
ケース1:
ケーキの注文が2個だった時、ケーキが出来上がるまでの時間は1分+1分=2分です。
ケーキの個数は2個と少ないので、AさんBさんで作業時間は違うものの、どちらかの工程でフン詰まることはない。
ケース2:
ケーキの注文が1000個だった時、Aさんは1分で4個作れるのでどんどん作って次工程のBさんへスポンジを送りますが、Bさんは1分で2個しか作れないのでAさんとBさんの間にスポンジケーキがどんどん山積みになってBさんはヒーヒー言いながらケーキをデコレーションする。明らかにBさんのところでフン詰まっています。
ポイントは、Bさんがヒーヒーと作っている間にもAさんはケーキを作り続けているところ。
Bさんが作っている間にもAさんはケーキを作れるので、もはやこの工場の生産時間はBさんの作業時間にかかっていることになります。
■ケース1
↓Aさん作り始め
|--|
|----|
↑Bさん作り始め
∴生産時間=Aさんの作業時間+Bさんの作業時間
■ケース2
↓Aさん作り始め
|------------------------------|
|------------------------------------------------------------|
↑Bさん作り始め
∴生産時間=Bさんの作業時間(Aさんが作り始めたところの「--」は十分小さいので無視)
これがこの問題のポイントであるとわかりました。
ケース1をフレーム、ケース2をファイルに置き換えれば合点がいきます。
フレームはデータ量が少ないので、それぞれの回線の処理能力がもろに効いてくる
∴系全体の処理時間=それぞれの回線の処理速度を総和。
ファイルはデータ量が多いので、一方でいくら早くデータ送信しても途中でフン詰まる。
∴系全体の処理時間=ボトルネックの回線の処理時間
見分けるポイントは、
データ送信量が回線の伝送速度に比べて非常に大きい → ボトルネックが全体の処理時間
データ送信量が回線の伝送速度に比べてそれほど大きくない → 各回線の処理時間の総和が全体の処理時間
今後同じような疑問を持った方のために少し詳しめに自分の理解を書きました。
間違いがあればご指摘いただければ幸いです。
この問題のポイントは、回線の伝送速度と比較したときの送信するデータ量、つまりフレームかファイルかということです。(No.2の方が最も自分の答えに近いと思いました。)
以下、自分の考え方の例えです。
2工程から成るケーキの生産ラインを考えます。
1工程目を担当するAさんは1分で4個のスポンジを製造し、2工程目を担当するBさんは1分で2個のケーキをデコレーションする。(工程1では、4個のケーキが入るサイズの1つのオーブンで1分間焼くと仮定する)
ケース1:
ケーキの注文が2個だった時、ケーキが出来上がるまでの時間は1分+1分=2分です。
ケーキの個数は2個と少ないので、AさんBさんで作業時間は違うものの、どちらかの工程でフン詰まることはない。
ケース2:
ケーキの注文が1000個だった時、Aさんは1分で4個作れるのでどんどん作って次工程のBさんへスポンジを送りますが、Bさんは1分で2個しか作れないのでAさんとBさんの間にスポンジケーキがどんどん山積みになってBさんはヒーヒー言いながらケーキをデコレーションする。明らかにBさんのところでフン詰まっています。
ポイントは、Bさんがヒーヒーと作っている間にもAさんはケーキを作り続けているところ。
Bさんが作っている間にもAさんはケーキを作れるので、もはやこの工場の生産時間はBさんの作業時間にかかっていることになります。
■ケース1
↓Aさん作り始め
|--|
|----|
↑Bさん作り始め
∴生産時間=Aさんの作業時間+Bさんの作業時間
■ケース2
↓Aさん作り始め
|------------------------------|
|------------------------------------------------------------|
↑Bさん作り始め
∴生産時間=Bさんの作業時間(Aさんが作り始めたところの「--」は十分小さいので無視)
これがこの問題のポイントであるとわかりました。
ケース1をフレーム、ケース2をファイルに置き換えれば合点がいきます。
フレームはデータ量が少ないので、それぞれの回線の処理能力がもろに効いてくる
∴系全体の処理時間=それぞれの回線の処理速度を総和。
ファイルはデータ量が多いので、一方でいくら早くデータ送信しても途中でフン詰まる。
∴系全体の処理時間=ボトルネックの回線の処理時間
見分けるポイントは、
データ送信量が回線の伝送速度に比べて非常に大きい → ボトルネックが全体の処理時間
データ送信量が回線の伝送速度に比べてそれほど大きくない → 各回線の処理時間の総和が全体の処理時間
今後同じような疑問を持った方のために少し詳しめに自分の理解を書きました。
間違いがあればご指摘いただければ幸いです。
2019.07.02 00:44
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