応用情報技術者過去問題 平成30年秋期 午後問6 の
設問１ですが、以下のE-R図は成立しないでしょうか？
ご教示ください。
入室管理用社員    →      入室許可
                  →
                →            ↓
              →
            →
      室  →              入退室ログ

E-R「入室許可→入退室ログ」は成立しないと考えます。

表3のユースケース「入退室許可登録」の概要の最後に、
「既に実表”入室許可”に同じ社員ID、室ID、入室許可開始年月日の
行が存在する場合は、入室許可終了年月日を更新する」とありますので、
実表”入室許可”の主キーは{社員ID, 室ID, 入室許可開始年月日}です。

仮にE-R「入室許可→入退室ログ」が成立する場合、
実表”入室許可”の主キーはすべて、
実表”入退室ログ”の外部キーになりますので、
実表”入退室ログ”の列名リストに、
{社員ID, 室ID, 入室許可開始年月日}が全て含まれます。

ところが、表2の実表”入退室ログ”の列名リストには、
入室許可開始年月日がありません。
従って、E-R「入室許可→入退室ログ」は成立しないと考えます。

改めて考えました。
E-R「入室許可 → 入退室ログ」が成立する場合、
実表”入退室ログ”には、
実表”入室許可”に存在しない{社員ID, 室ID}の
入退室の記録を管理できません。

ところが、表３のユースケース「入室」の概要から、
実表”入退室ログ”は、入室ＮＧの記録も管理します。

「社員ID：100」の社員が、入室許可されていない
「室ID：201」の部屋に入室しようとした場合、
記録は以下のようになります。

実表”入室許可”
・社員ID：100、室ID：201の入室許可の記録がない。

実表”入退室ログ”
・社員ID：100、室ID：201の入室ＮＧの記録がある。
（入退室区分：入室、許可区分：ＮＧ）

実表”入退室ログ”は、
実表”室”に存在する部屋に対する、
ビュー表”入室管理用社員”に存在する社員の
入退室の記録を管理しますので、
E-R「入室管理用社員 → 入退室ログ ← 部屋」は
成立しますが、入退室の記録には、
実表”入室許可”に存在しない{社員, 部屋}の
入室ＮＧの記録も含まれますので、
E-R「入室許可 → 入退室ログ」は成立しません。

おわ！さん、いろいろと解説ありがとうございます。下名も質問するとき、入室NGの時のことを考えてました。説明を受けてよく考えるとビュー表の名称が肝ですね、すべての入室を試みた人のログを残すのではなく、ビュー表に登録されている社員のみのログを残すっていうことですね。

下記でも正解となるのでしょうか。
T3.組織ID = T1.所属組織ID AND T2.社員ID = T3.組織長の社員ID
よろしくお願いします。