応用情報技術者過去問題 平成30年秋期 午後問6(入室管理システムの設計)についてですが、

①設問1の解説で使用されている図において、外部キーの記号は、「実線の下に破線」でしょうか？
外部キーが破線のみであるとすると(実線を主キーとする)、例えば、入室許可エンティティで考えた場合、同じ社員が同じ室には一度しか入室できず、入室管理システムとして意味をなさないと捉えることができるため、気になりました。

②設問2の解説に「同一社員・同一室・同一入室許可開始年月日のレコードは1つしか存在しえない」とありますが、これは、既に同じ社員ID,室ID,入室許可開始年月日の行が存在する場合は、行を追加せずに、既存の行の入室許可終了年月日の更新のみを行う、という認識でよろしいでしょうか？

③設問4(d)はなぜ、「ROOM.入室管理用社員」ではなく、「AP.入室管理用社員」となるのでしょうか？

上記3点について、どなたかご回答いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。

>①設問1の解説で使用されている図において、外部キーの記号は、「実線の下に破線」でしょうか？
主キーは実線、外部キーは破線です。実線の下に破線は主キーかつ外部キーだと思います。
>外部キーが破線のみであるとすると(実線を主キーとする)、例えば、入室許可エンティティで考えた場合、同じ社員が同じ室には一度しか入室できず、入室管理システムとして意味をなさないと捉えることができるため、気になりました。
入室許可エンティティは、特定の社員が、特定の室に、特定の期間中自由に入退室ができることを示すものです。外部キー云々は関係ありません。
>②設問2の解説に「同一社員・同一室・同一入室許可開始年月日のレコードは1つしか存在しえない」とありますが、これは、既に同じ社員ID,室ID,入室許可開始年月日の行が存在する場合は、行を追加せずに、既存の行の入室許可終了年月日の更新のみを行う、という認識でよろしいでしょうか？
それでいいと思います。同一社員・同一室・同一入室許可開始年月日のレコードが複数存在すると主キー制約に引っかかるので。
>③設問4(d)はなぜ、「ROOM.入室管理用社員」ではなく、「AP.入室管理用社員」となるのでしょうか？
「AP.入室管理用社員」ではなく「HR.入室管理用社員」ですね。
>このビュー表を入室管理システムのAPが参照だけできるように権限を付与するSQL文を図4に示す。
とあるので、参照可能にする対象の表はこのビュー表、つまり図3に示された「HR.入室管理用社員」です。図3のSQL文にもビュー表名はHR.入室管理用社員と定義されています。

chihiro様
ご回答ありがとうございます。

②については解決致しました。

①についてですが、図の「入室許可」表の「社員ID」と「室ID」が主キーでなくなると、どのような不都合があるのか分からないので、ご教授頂ければ幸いです。

③について、参照を付与する表が、図3に記載されている「HR.入室管理用社員」であることについては理解致しました。
図3の構文についてですが、
・「CREATE VIEW ビュー名(列名1,列名2,…) AS ビューの定義」という構文が使用されており、ここではビュー名が「HR.入室管理用社員」と定義されていると認識していますが、正しいのでしょうか？
(ここでの「HR.」とは「人事システムの」という意味ではなく、あくまでビュー名の一部であるという理解でよろしいでしょうか？)

>①についてですが、図の「入室許可」表の「社員ID」と「室ID」が主キーでなくなると、どのような不都合があるのか分からないので、ご教授頂ければ幸いです。
主キーを設定する目的はレコードを一意に識別するためです。逆に言えば主キーが適切に設定されていなければレコードの識別ができない、同じレコードの存在を許してしまうなどの問題が生じます。
>「CREATE VIEW ビュー名(列名1,列名2,…) AS ビューの定義」という構文が使用されており、ここではビュー名が「HR.入室管理用社員」と定義されていると認識していますが、正しいのでしょうか？
>ここでの「HR.」とは「人事システムの」という意味ではなく、あくまでビュー名の一部であるという理解でよろしいでしょうか？
合っています。CREATE VIEW の直後に記述するビュー名が作成するビュー表の名前となります。先頭にHR.をつけたのは、作成するビュー表が人事システムの実表（HR.社員）から作成したことを示すためだと思います。

chihiro様

①と③についても解決致しました。
詳細なご説明ありがとうございました！