平成31年春期午後問1

BABUさん  
(No.1)
https://www.ap-siken.com/kakomon/31_haru/pm01.html
設問3の(1)についてです。

回答のハッシュ値から平文への復号が難しいという内容に加えて
値の前後で平文とハッシュ値が一意に決まる。という部分も回答に必要なのではと思いました。
前後で1対1の関係でばければ、パスワードのリストとして使えないと考えたからです。
この点はどのように考えたらよいか、教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。
2024.08.18 09:34
pixさん 
AP シルバーマイスター
(No.2)
>前後で1対1の関係でばければ、パスワードのリストとして
>使えないと考えたからです。
発想が逆です。
ハッシュ値の重要な特徴として
・別の平文から同じハッシュ値が生成される可能性は0ではない。
  天文学的数字よりはるかに低い確率であるが、生成される場合がある。
  これを「ハッシュ値の衝突」という。
  ハッシュ値が衝突することは「鳩ノ巣理論」によって、証明されている。
です。

そのため、ハッシュ関連の記述で
・平文とハッシュ値が1対1で対応する
という趣旨の文言を解答した場合、問答無用で×になる可能性がありますので、
注意してください。
2024.08.18 10:17
BABUさん  
(No.3)
pixさん

ご回答ありがとうございます。

可能性は低いが、同じハッシュ値が生成されるということなんですね。
そうなると、ご指摘のように私の思った内容だと、不正解になりますね。

特徴的な名前の理論も教えていただき、ありがとうございました。
2024.08.18 11:46
jjon-comさん 
AP プラチナマイスター
(No.4)
次の問題および解説を参照。

応用情報 令和3年 春期 午前 問40
https://www.ap-siken.com/kakomon/03_haru/q40.html

平文(入力値)→[一方向ハッシュアルゴリズム]→(出力値)ハッシュ値

において,あらゆる長さかつあらゆるビットパターンの平文を入力として与えても,各々に対応した固定長のハッシュ値が出力として得られるわけですから,
平文の集合(大きな集合)から ハッシュ値の集合(小さな集合)への 多→1 写像関係があるといえます。
2024.08.18 18:34
GinSanaさん 
AP プラチナマイスター
(No.5)
昔、2005年にオーストラリアの交通裁判所で、ハッシュ関数の強衝突耐性と弱衝突耐性の区別がついていない判決(※)が出て、ばかだねえ、なんて話がありましたけど、

司法の場合「天文学的数字よりはるかに低い確率」でも「あるはあるでしょ?」とか言うやつもいるので、困ったもんですな。こういう事例を見ると、案外ハッシュ関数にも親近感がわいたりするんじゃないですかね。

※「ITの知識不足による判決間違い?-MD5の脆弱性」
ハッシュ値の有効性  ITに疎い裁判官が起こした問題  萩原栄幸が斬る! IT時事刻々
2024.08.18 19:55
BABUさん  
(No.6)
jjon-comさん
GinSanaさん

両かたとも、お教えいただきありがとうございました。
2024.08.25 11:08

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