業務プロセス(全11問中1問目)
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業務改善の4原則としてのEliminate,Combine,Rearrange,Simplifyは,業務改善を実現する上での視点を示すものである。次の業務改善例のうち,Rearrangeを適用したものはどれか。
出典:令和6年秋期 問63
- 経費精算申請業務において,決裁に不要な人を申請フローから外し,決裁までに要する時間を短縮した。
- 商品配送ルートを可視化した結果,移動距離の無駄が発見された。そこで,配送順を入れ替えることで,一日に配送できる件数を向上させた。
- 表計算ソフト上で各項目を手入力していたが,一つの項目を入力すれば他の関連項目が自動計算できるように関数を設定し,作業効率を向上させた。
- 複数部門が集まる会議の議事録を,各部門のスタッフが,それぞれ独自に作成していた。各部門での作成をやめ,代表者1名が作成し,部門間で共有した。
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解説
ECRS(イクルス)は、Eliminate:排除、Combine:結合、Rearrange:入替え、Simplify:簡素化 の頭文字を取ったもので、業務改善を進めるために必要な視点と改善順序を示したフレームワークです。文字の並びどおり、排除⇒結合⇒入替え⇒簡素化 の順で業務改善を進めるのが良いとされています。
- ①Eliminate:排除
- 業務プロセスや作業の中で不要な手順や重複した作業を取り除く
例)不要な承認プロセスや会議、報告書を削減する - ②Combine:結合
- 類似する作業やプロセスを組み合わせることで、業務全体を効率化する
例)部署間の類似タスクを統合する、システムを統合する - ③Rearrange:入替え
- 業務の順序やプロセスの流れを見直し、最適な配置や順序に変更する
例)作業工程の順番を入れ替える、配置場所を交換する - ④Simplify:簡素化
- 複雑な業務やプロセスを可能な限り簡素化し、わかりやすくする
例)システムで自動化する、業務を標準化する、書類をテンプレート化する
- Eliminate:排除の適用例です。
- 正しい。Rearrange:入替えの適用例です。
- Simplify:簡素化の適用例です。
- Combine:結合の適用例です。
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