システム活用促進・評価(全6問中3問目)

オープンデータの説明はどれか。

出典:令和元年秋期 問63

  • 営利・非営利の目的を問わず二次利用が可能という利用ルールが定められており,編集や加工をする上で機械判読に適し,原則無償で利用できる形で公開された官民データ
  • 行政事務の効率化・迅速化を目的に,国,地方自治体を相互に接続する行政専用のネットワークを通じて利用するアプリケーションシステム内に,安全に保管されたデータ
  • コンビニエンスストアチェーンの売上データや運輸業者の運送量データなど,事業運営に役立つデータであり,提供元が提供先を限定して販売しているデータ
  • 商用のDBMSに代わりオープンソースのDBMSを用いて蓄積されている企業内の基幹業務データ
正解 問題へ
分野:ストラテジ系
中分類:システム戦略
小分類:システム活用促進・評価
解説
オープンデータは、国民の誰もがインターネットを通じて、目的を問わず容易に加工、編集、再配布等の無償利用ができるように公開されたデータです。国・地方公共団体等が官民データ活用推進基本法に基づいて公開しているデータや、民間企業が独自に公開しているデータがあります。

平成29年に策定された「オープンデータ基本指針」では、オープンデータを以下のように定義しています。

「国、地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう、次のいずれの項目にも該当する形で公開されたデータをオープンデータと定義する」
  1. 営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
  2. 機械判読に適したもの
  3. 無償で利用できるもの
オープンデータの活用により、人工知能関連技術、IoT活用関連技術、クラウドコンピューティングサービス関連技術等の先端的な技術の促進が期待されています。

したがって「ア」が正解です。
  • 正しい。オープンデータの説明です。
  • 総合行政ネットワーク(LGWAN)に蓄積されたデータです。LGWANは閉域ネットワークですのでデータは公開されていません。
  • 限定提供データの説明です。
  • オープンソースのDBMSで蓄積したデータをオープンデータと呼ぶわけではありません。

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