経営戦略手法(全43問中14問目)
No.14解説へ
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における"花形"を説明したものはどれか。
出典:令和元年秋期 問67
- 市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
- 市場成長率,市場占有率ともに低い製品である。資金創出効果は小さく,資金流出量も少ない。
- 市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品である。長期的な将来性を見込むことはできるが,資金創出効果の大きさは分からない。
- 市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品である。資金創出効果が大きく,企業の支柱となる資金源である。
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解説
プロダクトポートフォリオマネジメントは、縦軸と横軸に「市場成長率」と「市場占有率」を設定したマトリックス図を4つの象限に区分し,製品の市場における位置付けを分析して資源配分を検討する手法です。
4つの象限は、市場内の位置付けから以下のような名称で呼ばれています。
4つの象限は、市場内の位置付けから以下のような名称で呼ばれています。
- 花形(star) … [成長率:高、占有率:高]
- 占有率・成長率ともに高く、資金の流入も大きいが、成長に伴い占有率の維持には多額の資金の投入を必要とする分野
- 金のなる木(cash cow) … [成長率:低、占有率:高]
- 市場の成長がないため追加の投資が必要ではなく、市場占有率の高さから安定した資金・利益の流入が見込める分野
- 問題児(problem child) … [成長率:高、占有率:低]
- 成長率は高いが占有率は低いので、花形製品とするためには多額の投資が必要になる。投資が失敗し、そのまま成長率が下がれば負け犬になってしまうため、慎重な対応を必要とする分野
- 負け犬(dog) … [成長率:低、占有率:低]
- 成長率・占有率がともに低く、新たな投資による利益の増加も見込めないため市場からの撤退を検討するべき分野
- 正しい。花形の説明です。
- 負け犬の説明です。
- 問題児の説明です。
- 金のなる木の説明です。
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