民生機器(全10問中7問目)
No.7解説へ
通信機能及び他の機器の管理機能をもつ高機能型の電力メーターであるスマートメーターを導入する目的として,当てはまらないものはどれか。
出典:平成23年特別 問72
- 自動検針が可能になり,検針作業の効率向上につながる。
- 停電時に補助電源として一定時間電力を供給し続けることができる。
- 電力需要制御が可能になり,ピーク電力を制御することができる。
- 電力消費の見える化によって,電力需要の平準化につながる。
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解説
スマートメーターは、通信機能を有し、電力の使用量を定期的に電力会社へ遠隔報告することができる電力メーター(電力量計)です。検針作業のコストダウンになるほか、家電製品と通信を行うことにより家庭内の電力を最適に制御するなどの仕組みが検討されています。また、利用者にとっては現在の電力使用量をリアルタイムで知ることができるメリットもあります。
デジタル機器の通信能力や演算能力を活用することによって電力需要を自律的に調整し、省エネとコスト削減及び信頼性と透明性の向上を目指した新しい電力網をスマートグリッドといいます。スマートグリッドの構築には、スマートメーターの普及が絶対条件であり、現在、欧米諸国の間で盗電対策,または自然エネルギーによる発電量の不安定さを補う目的でスマートメーターの普及が進められています。
設問では当てはまらないものを問うているので誤っているものが正解となります。
デジタル機器の通信能力や演算能力を活用することによって電力需要を自律的に調整し、省エネとコスト削減及び信頼性と透明性の向上を目指した新しい電力網をスマートグリッドといいます。スマートグリッドの構築には、スマートメーターの普及が絶対条件であり、現在、欧米諸国の間で盗電対策,または自然エネルギーによる発電量の不安定さを補う目的でスマートメーターの普及が進められています。
設問では当てはまらないものを問うているので誤っているものが正解となります。
- 正しい説明です。電力会社では検針要員の削減が期待できます。
- 説明は誤りです。スマートメーターは、電力メーターでありUPSや蓄電システムのような機能はありません。
- 正しい説明です。スマートグリッドの構築によって実現可能です。
- 正しい説明です。利用者が現在の電力使用量を把握可能になることによって期待できる効果です。
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