会計・財務(全46問中14問目)
No.14解説へ
表の事業計画案に対して,新規設備投資に伴う減価償却費(固定費)の増加1,000万円を織り込み,かつ,売上総利益を3,000万円とするようにしたい。変動費率に変化がないとすると,売上高の増加を何万円にすればよいか。
出典:平成31年春期 問76
- 2,000
- 3,000
- 4,000
- 5,000
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解説
まず、必要な売上高を求めるのに必要な数値を以下のように求めます。
売上高を a とおくと、
a=0.5a+9,000+3,000
0.5a=12,000
a=24,000(万円)
なので、3,000万円の売上総利益を得るためには24,000万円の売上高が必要であることになります。
現在の事業計画案では20,000万円の売上高を予定しているため、
24,000-20,000=4,000(万円)
4,000万円の売上高の増加が必要となります。
また、損益分岐点売上高の公式とは別に「目標利益達成売上高」の公式というものがあります。
目標利益達成売上高=(固定費+目標利益)÷(1-変動費率)
損益分岐点を求める公式「固定費÷(1-変動費率)」の固定費の部分に目標利益を組み入れた式となっています。これを利用して、
必要売上高=(9,000+3,000)÷0.5=24,000(万円)
売上高の増加=24,000-20,000=4,000(万円)
と求める方法もあります。
- 変動費率 … 10,000÷20,000=0.5
- 固定費は … 8,000+(増加分)1,000=9,000
売上高を a とおくと、
a=0.5a+9,000+3,000
0.5a=12,000
a=24,000(万円)
なので、3,000万円の売上総利益を得るためには24,000万円の売上高が必要であることになります。
現在の事業計画案では20,000万円の売上高を予定しているため、
24,000-20,000=4,000(万円)
4,000万円の売上高の増加が必要となります。
また、損益分岐点売上高の公式とは別に「目標利益達成売上高」の公式というものがあります。
目標利益達成売上高=(固定費+目標利益)÷(1-変動費率)
損益分岐点を求める公式「固定費÷(1-変動費率)」の固定費の部分に目標利益を組み入れた式となっています。これを利用して、
必要売上高=(9,000+3,000)÷0.5=24,000(万円)
売上高の増加=24,000-20,000=4,000(万円)
と求める方法もあります。
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