標準化関連(全20問中17問目)
No.17解説へ
JIS Q 9001(ISO 9001)に規定されているものはどれか。
出典:平成18年春期 問78
- 外部から購入したソフトウェア製品を最終製品に組み込む場合は,動作検査を実施した後に行う。
- 設計の妥当性確認は,ソフトウェア開発者自身が行うテスト及びデバッグによって実現される設計検証の一つとして実施する。
- トレーサビリティが要求される製品は,製品番号などによって固有の識別を管理し記録する。
- 納入製品に組み込むために提供された顧客の所有物には,顧客の知的所有権は含まれない。
広告
解説
- 「組織は、購買製品が、規定した購買要求事項を満たしていることを確実にするために、必要な検査又はその他の活動を定めて、実施しなければならない」と規定されているため、動作検査の実施が必須ではありません。(7.4.3 購買製品の検証)
- 「設計・開発のレビュー、検証及び妥当性確認は、異なった目的をもっている」と規定されているため妥当性確認と設計検証は別のプロセスで実施すべきです。
- 正しい。「トレーサビリティが要求事項となっている場合には、組織は、製品についての一意の識別を管理し、記録を維持しなければならない」と規定されています。(7.5.3 識別及びトレーサビリティ)
- 「組織は、使用するため又は製品に組み込むために提供された顧客の所有物の識別、検証及び保護・防護を実施しなければならない」と規定されているため、顧客の知的所有権を含みます。(7.5.4 顧客の所有物)
広告