労働関連・取引関連法規(全26問中26問目)
No.26解説へ
請負契約の下で,自己の雇用する労働者を契約先の事業所などで働かさせる場合,適切なものはどれか。
出典:平成21年春期 問79
- 勤務時間,出退勤時刻などの労働条件は,契約先が調整する。
- 雇用主は自らの指揮命令の下で当該労働者を業務に従事させる。
- 当該労働者は,契約先で働く期間は,契約先との間にも雇用関係が生じる。
- 当該労働者は,契約先の指示によって配置変更が行える。
正解 イ問題へ
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解説
請負契約とは、請負人がある仕事を完成することを約し、注文者がその仕事の結果に対してその報酬を支払うことを内容とする契約です。以下のような特徴があります。
- 労働ではなく仕事の完成に対して報酬が支払われる
- 仕事の完成責任がある
- 請負企業の従業員は、請負企業の指揮命令によって業務に従事する
- 請負企業の従業員の労働条件は、請負企業が管理する
- 当該労働者の雇用主は契約先ではなく請負企業なので、勤務時間、出退勤時刻、休日などの労働条件は請負企業が管理します。
- 正しい。請負契約では、請負企業が自社の従業員に対して指揮命令を行って仕事を完成させます。
- 当該労働者の雇用主は請負企業なので、雇用関係は請負企業との間にあります。働く期間中も契約先との間には生じません。
- 当該労働者は、請負企業(雇用主)の指揮命令によって業務に従事します。受託側の指示でない限り、契約先による勝手な配置変更は認められません。
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