標準化関連(全20問中4問目)

デジタルテレビ,DVDレコーダなどで使われている,音声や映像を転送するインタフェースの規格のうち,適切なものはどれか。

出典:平成21年秋期 問74

  • D端子は,デジタル映像信号に直接対応した規格である。
  • HDMIは,音声と映像を合わせて送受信する規格である。
  • IEEE1394は,PCを介して映像などを送受信する規格である。
  • S端子は,コンポーネント映像信号に対応した規格である。
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分野:ストラテジ系
中分類:法務
小分類:標準化関連
解説
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、PCとディスプレイの接続標準規格であるDVIを基に音声伝送機能や著作権保護機能(デジタルコンテンツ等の不正コピー防止)、色差伝送機能を加えるなどAV家電向けに改良したデジタル家電向けのインタフェースです。非圧縮デジタル形式の音声と映像を伝達し音質、画質とも理論的には劣化しないという特徴があり、これがRCA端子やD端子と異なる点です。
  • 映像機器のアナログ映像信号を伝送するために規格された日本独自の接続端子です。
  • 正しい。
  • IEEE1394は、ホストとなる機器を必要としません。機器同士を接続することでデータ転送が可能です。
  • S端子は、コンポーネント映像信号※1に対応していません。コンポジット映像信号※2を信号と輝度信号の2系統に分離して伝送する規格です。
※1テレビジョン映像を構成する輝度信号、同期信号、色信号をそれぞれ分解して扱えるようにした映像信号のこと。
※2コンポーネント映像信号の対語として使われ、映像信号を構成する同期信号、輝度信号、カラーの場合は色信号、を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした信号のこと。

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