標準化関連(全20問中7問目)
No.7解説へ
"JIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000)品質マネジメントシステム-要求事項"の規定に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成20年秋期 問78
- 組織の品質方針については,組織の経営者ではなく,供給者が定め,文書化する。
- 組織は,製品が規格要求事項に適合することを確実にする手段として,品質マネジメントシステムを確立し,文書化してISOに報告する。
- 内部監査においては,内部目的のためにその組織自身又は代理人が,品質マネジメントシステムの規格要求事項への適合性を監査する。
- 内部監査は,監査される活動の状況及び重要性に基づいて予定を立て,監査される活動の直接責任者を含めたチームで行う。
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解説
JIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000)は、顧客の要求する品質を満たした製品・サービスを安定的に供給するための、品質管理や品質保証の仕組みについて国際標準化機構(ISO)が定めた世界共通の規格です。
- 組織の品質方針は経営陣が設定をします。
- 品質マネジメントシステムの一般要求事項として「組織は、この規格の要求事項に従って、品質マネジメントシステムを確立し、文書化し、実施し、かつ、維持すること。また、その品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善すること」と規定しています。ISOへの報告義務はありません。
- 正しい。内部監査では「品質マネジメントシステムが、個別製品の実現の計画に適合しているか、この規格の要求事項に適合しているか、及び組織が決めた品質マネジメントシステム要求事項に適合しているか」を確認します。
- 「監査員の選定及び監査の実施においては、監査プロセスの客観性及び公平性を確保すること。監査員は自らの仕事は監査しないこと」とされています。
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