オリジナル模擬試験1 問50

ソフトウェアの品質評価の基準である品質特性には,機能性,信頼性,使用性,効率性などがある。機能性に関するテストとして,適切なものはどれか。

  • 応答時間や処理時間など求められる性能が備わっていることを検証する。
  • 使用目的や要件に従って正しく動作することを検証する。
  • 必要な時に使用でき,故障時には速やかに回復できることを検証する。
  • 利用者にとって理解,習得,操作しやすいことを検証する。
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分野:テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア方式設計・詳細設計
解説
ソフトウェアの品質特性とは、ソフトウェアの品質を評価する基準となるものです。

ISO/IEC 9126(JIS X 0129)においては、機能性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性の6つの特性と、それぞれの品質特性をさらに細分化した21の副特性が定められています。各品質特性の意味については以下の通りです。
機能性(Functionality)
目的から求められる必要な機能の実装の度合い
信頼性(Reliability)
機能が正常動作し続ける度合い、障害の起こりにくさの度合い
使用性(Usability)
分かりやすさ、使いやすさの度合い
効率性(Efficiency)
目的達成のために使用する時間や資源の度合い
保守性(Maintainability)
保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
移植性(Portability)
移植のしやすさ、別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
選択肢のテストが、上記のソフトウェア品質のうち、どの特性を検証するものであるかを考えると次のようになります。
  • 効率性に対するテストです。
  • 正しい。機能性に対するテストです。
  • 信頼性に対するテストです。
  • 使用性に対するテストです。

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