令和2年秋期試験問題 午前問71
問71解説へ
CPS(サイバーフィジカルシステム)を活用している事例はどれか。
- 仮想化された標準的なシステム資源を用意しておき,業務内容に合わせてシステムの規模や構成をソフトウェアによって設定する。
- 機器を販売するのではなく貸し出し,その機器に組み込まれたセンサーで使用状況を検知し,その情報を元に利用者から利用料金を徴収する。
- 業務処理機能やデータ蓄積機能をサーバにもたせ,クライアント側はネットワーク接続と最小限の入出力機能だけをもたせてデスクトップの仮想化を行う。
- 現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し,災害の発生や時間軸を自由に操作して,現実世界では実現できないシミュレーションを行う。
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解説
サイバーフィジカルシステムは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムです。フィジカル空間をセンサーで捉えた情報をサイバー空間に集積し、サイバー空間に配置されたAI等で処理された結果をフィジカル空間にフィードバックすることにより、これまでにはできなかった新たな価値を産業や社会にもたらすことが期待されています。日本政府が目指すSociety5.0を実現するための基幹技術です。
- 仮想化技術の活用事例です。
- IoTの活用事例です。
- シンクライアントの活用事例です。
- 正しい。サイバーフィジカルシステムの活用事例です。本肢のように、コンピュータ上の仮想空間に現実空間の複製を用意し、その中でシミュレーションや将来予測を行う技術をデジタルツインと言います。
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