オリジナル模擬試験2 問70
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日本の技術経営における課題のうち,“死の谷”を説明したものはどれか。
- 基礎研究と製品開発との間をつなぐ研究開発に資金投入が行われなかった結果,基礎研究が製品化に結びつかず,価値利益化ができなくなる問題
- 基礎研究の成果を製品化に結びつけることができた製品が,市場の過当競争に巻き込まれ,価値利益化ができなくなる問題
- 製品が市場に浸透していくライフサイクルにおいて,ターゲットとすべき顧客が異なった属性の層へ替っていき,価値利益化ができなくなる問題
- 製品のコモディティ化が進んだ結果,製品の差別化ができなくなり,価値利益化ができなくなる問題
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解説
死の谷とは、研究開発の成果が製品化に結び付かない状況を表す言葉です。
研究成果が製品化されるまでには多額の資金が必要となります。新技術を開発してもスポンサーが無く製品化を断念してしまったり、開発コストがかさみ資金不足に陥ってしまう様子を研究成果と製品化の間に横たわり渡ることを阻害する「死の谷」と表現しています。
同じく研究開発から事業化までの各段階における障壁を表す言葉として「魔の川」「ダーウィンの海」があります。
研究成果が製品化されるまでには多額の資金が必要となります。新技術を開発してもスポンサーが無く製品化を断念してしまったり、開発コストがかさみ資金不足に陥ってしまう様子を研究成果と製品化の間に横たわり渡ることを阻害する「死の谷」と表現しています。
同じく研究開発から事業化までの各段階における障壁を表す言葉として「魔の川」「ダーウィンの海」があります。
- 魔の川
- 基礎研究から実用化にむけた応用研究の間に存在する壁
- ダーウィンの海
- 製品化されてから、事業化として成立するまでに乗り越えなくてはならない弱肉強食の市場の壁。選択肢の「イ」はこれを説明したものです。
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