オリジナル模擬試験2 問75
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A社とB社の比較表からわかる,A社の特徴はどれか。
- 売上高の増加が大きな利益に結びつきやすい。
- 限界利益率が低い。
- 損益分岐点が低い。
- 不況時にも,売上高の減少が大きな損失に結びつかず不況抵抗力は強い。
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解説
- 正しい。A社はB社と比較して変動費率が低いので、売上に占める利益額はより大きくなります。A社のほうが限界利益率が高いので売上高の増加が大きな利益に結びつきやすいと言い換えることもできます。
- 限界利益率は、売上高から変動費を差し引いて求めた金額(売上総利益)を売上高で割った数値で、売上高に占める利益の割合を表します。
- [A社] (1,000-500)/1,000=0.5
- [B社] (1,000-800)/1,000=0.2
- 損益分岐点における売上高は以下の公式を使って求められます。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)
変動費率=変動費/売上高
[A社]
変動費率=500÷1,000=0.5
損益分岐点売上高=400÷(1-0.5)=800
[B社]
変動費率=800÷1,000=0.8
損益分岐点売上高=100÷(1-0.8)=500
計算から損益分岐点売上高が低いのはB社であることがわかります。 - 仮に売上が半分(500億円)に減少したとすると両者の損益は以下のようになります。A社はB社よりも固定費が高いので、売上が減少してしまうと赤字になりやすいと言えます。
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