令和6年秋期試験問題 午前問72
問72解説へ
製造業のA社では,NC工作機械を用いて,四つの仕事a~dを行っている。各仕事間の段取り時間は表のとおりである。合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合の合計段取り時間は何時間か。ここで,仕事はどの順序で行ってもよく,a~dを一度ずつ行うものとし,FROMからTOへの段取り時間で算出する。
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正解 ア問題へ
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解説
四つの仕事a~dの順序のすべての組合せ(24通り)に対して、段取り時間を検証していけばなんとかなります。このとき段取り時間が最小の"1"である仕事の流れを生かせば早く解答にたどり着けるはずです。
段取り時間が1時間の「a→c / b→a / b→c」を使う順序の組合せを優先して使うことを考えると、b→a(1時間)とa→c(1時間)の順序を使って、b→a→cが2時間の段取り時間で構成できることがわかります。残る仕事dは、他の作業の後ろまたは作業cの前なら2時間ですが、b→a→cの最初は仕事bですので、仕事cの後ろに回すのが適切となります。
以上より、合計段取り時間が最小となる順序は、
仕事b→(1時間)→仕事a→(1時間)→仕事c→(2時間)→仕事d
したがって、合計段取り時間は「1+1+2=4時間」となります。
段取り時間が1時間の「a→c / b→a / b→c」を使う順序の組合せを優先して使うことを考えると、b→a(1時間)とa→c(1時間)の順序を使って、b→a→cが2時間の段取り時間で構成できることがわかります。残る仕事dは、他の作業の後ろまたは作業cの前なら2時間ですが、b→a→cの最初は仕事bですので、仕事cの後ろに回すのが適切となります。
以上より、合計段取り時間が最小となる順序は、
仕事b→(1時間)→仕事a→(1時間)→仕事c→(2時間)→仕事d
したがって、合計段取り時間は「1+1+2=4時間」となります。
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