平成17年秋期試験問題 午前問9
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解説
2分探索木は、2分木の各節にデータをもたせることで探索を行えるようにした木です。各節がもつデータは「その節から出る左部分木にあるどのデータよりも大きく、右部分木のどのデータよりも小さい」という条件があり、これを利用して効率的なデータ探索を可能にしています。
問題文の2分探索木からルートノード7を削除すると、2分探索木の性質を保つために7に最も近い6または8をルートノードとして再構成が行われます。6をルートノードとして、再び7を挿入する場合には次の比較手順で挿入場所が決定されます。
問題文の2分探索木からルートノード7を削除すると、2分探索木の性質を保つために7に最も近い6または8をルートノードとして再構成が行われます。6をルートノードとして、再び7を挿入する場合には次の比較手順で挿入場所が決定されます。
- 7>6 …右の節へ
- 7<9 …左の節へ
- 7<8 …8には子がないので、7を8の左の子とする
- 7<8 …左の節へ
- 7>3 …右の節へ
- 7>5 …右の節へ
- 7>6 …6には子がないので、7を6の右の子とする
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