平成19年春期試験問題 午前問29

3層クライアントサーバシステムの特徴として,適切なものはどれか。

  • GUIツールの利用によって比較的簡単にプログラムを作成でき,プロトタイピング開発やエンドユーザーコンピューティングに適する。
  • 各層間の相互依存度が比較的少ないので,開発作業を層ごとに並行して行うことができる。
  • 業務処理とデータベース処理の分離ができないので,クライアント側のアプリケーションの拡張の仕方によってはデータベースアクセス要求が増加し,レスポンスが遅くなる。
  • 業務ロジックに変更が生じた場合,すべてのクライアントにインストールされたプログラムを入れ替える必要がある。
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分野:テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの構成
解説
3層クライアントサーバシステムは、ユーザーの入出力を担当するプレゼンテーション層,業務処理に依存するデータ加工を行うファンクション層,データベース処理を行うデータ層の3層に分離したシステムモデルです。
  • RAD(Rapid Application Development)に関する記述です。
  • 正しい。各層は独立性が高いので、修正や追加作業も並行して行うことができます。
  • 業務処理はファンクション層、データベース処理はデータ層に分かれているため互いの処理は分離しています。
  • 各層は分離しているので、業務ロジックの変更(ファンクション層)での変更がクライアント側(プレゼンテーション層)に影響することはありません。

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