平成21年春期試験問題 午前問62
問62解説へ
"システム管理基準"によれば,全体最適化計画策定の段階で,業務モデルを定義する目的はどれか。
- 企業の全体業務と使用される情報の関連を整理し,情報システムの全体像を明確化すること
- システム化の範囲や開発規模を把握し,システム化に要する期間,開発工数,開発費用を見積もること
- 情報システムの構築のために必要なハードウェア,ソフトウェア,ネットワークなどの構成要素を洗い出すこと
- 情報システムを実際に運用するために必要なユーザーマニュアルや運用マニュアルを作成するために,業務手順を確認すること
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解説
システム管理基準では全体最適化の方針・目標として以下の6項目が示されています。
システム管理基準にも「組織体全体の情報システムのあるべき姿を明確にすること」と示されているように、業務モデルを定義する目的は、情報戦略が目標とする組織全体の最適化された状態を明確にすることです。したがって「ア」の記述が適切です。
- ITガバナンスの方針を明確にすること。
- 情報化投資及び情報化構想の決定における原則を定めること。
- 情報システム全体の最適化目標を経営戦略に基づいて設定すること。
- 組織体全体の情報システムのあるべき姿を明確にすること。
- システム化によって生ずる組織及び業務の変更の方針を明確にすること。
- 情報セキュリティ基本方針を明確にすること。
システム管理基準にも「組織体全体の情報システムのあるべき姿を明確にすること」と示されているように、業務モデルを定義する目的は、情報戦略が目標とする組織全体の最適化された状態を明確にすることです。したがって「ア」の記述が適切です。
- 正しい。業務モデルを定義する目的です。
- システム化計画を策定する目的です。
- システム方式設計の目的です。
- ソフトウェア要件定義の目的です。
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