平成22年秋期試験問題 午前問51
問51解説へ
工程別の生産性が次のとき,全体の生産性を表す式はどれか。
設計工程:Xステップ/人月
製造工程:Yステップ/人月
試験工程:Zステップ/人月
設計工程:Xステップ/人月
製造工程:Yステップ/人月
試験工程:Zステップ/人月
- X+Y+Z
- X+Y+Z3
- 1X+1Y+1Z
- 11X+1Y+1Z
正解 エ問題へ
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解説
ステップとはソースコードの行数のことで、プログラムステップ法やLOC(Lines Of Code)法において開発規模の見積もり基準に用いられます。全体の生産性についてわかりやすいように、具体的な値を設定して考えてみましょう。
これらをすべて足すと作業全体の工数は「5人月+10人月+5人月=20人月」です。20kステップを完了するために20人月を要するので、この例の場合、全体としての生産性は1kステップ/人月ということになります。
次に問題文にあるように文字式で考えてみましょう。式中の N は作業全体のステップ数を表す文字とします。
問題文の条件では作業全体が完了するまでに
NNX+NY+NZ
さらに上記の式の分母をNで括り、約分すると、「エ」の11X+1Y+1Zという式になります。
NNX+NY+NZ=NN(1X+1Y+1Z)=11X+1Y+1Z
- [開発規模]
- 20kステップ
- [生産性]
- 設計工程:4kステップ/人月
製造工程:2kステップ/人月
試験工程:4kステップ/人月
- 設計工程 20k÷4k=5人月
- 製造工程 20k÷2k=10人月
- 試験工程 20k÷4k=5人月
これらをすべて足すと作業全体の工数は「5人月+10人月+5人月=20人月」です。20kステップを完了するために20人月を要するので、この例の場合、全体としての生産性は1kステップ/人月ということになります。
次に問題文にあるように文字式で考えてみましょう。式中の N は作業全体のステップ数を表す文字とします。
問題文の条件では作業全体が完了するまでに
- 設計工程 N÷X=N/X人月
- 製造工程 N÷Y=N/Y人月
- 試験工程 N÷Z=N/Z人月
NNX+NY+NZ
さらに上記の式の分母をNで括り、約分すると、「エ」の11X+1Y+1Zという式になります。
NNX+NY+NZ=NN(1X+1Y+1Z)=11X+1Y+1Z
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