平成23年特別試験問題 午前問34

インターネット接続におけるNAPTの説明として,適切なものはどれか。

  • IPアドレスとMACアドレスとの変換を行う。
  • プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの1対1の変換を行う。
  • プライベートIPアドレスとポート番号の組合せと,グローバルIPアドレスとポート番号の組合せとの変換を行う。
  • ホスト名とIPアドレスとの変換を行う。
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク方式
解説
NAPT(Network Address Port Translation)は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で相互変換するNATの考え方に、ポート番号でのクライアント識別を組み合わせた技術です。1つのグローバルIPアドレスで複数のプライベートIPアドレスを持つノードを同時にインターネットに接続させることが可能です。IPマスカレードとも呼ばれます。

NAPT対応機器は、クライアントのプライベートIPアドレスとポート番号をグローバルIPアドレスと任意のポート番号に変換し、変換前の情報を変換テーブルに記録しておきます。インターネットから応答が返ってきたときには宛先ポート番号を見て対応するプライベートIPアドレスを探し、変換前の情報に戻してクライアントに送信します。
  • ARP(Address Resolution Protocol)またはReverseARPの説明です。
  • NAT(Network Address Translation)の説明です。
  • 正しい。NAPTでは、プライベートIPアドレスとポート番号の組と、グローバルIPアドレスとポート番号の組を相互に変換します。
  • DNS(Domain Name System)の説明です。

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