平成30年秋期試験問題 午前問61
問61解説へ
IT投資ポートフォリオにおいて,情報化投資の対象を,戦略,情報,トランザクション,インフラの四つのカテゴリに分類した場合,トランザクションカテゴリに対する投資の直接の目的はどれか。
- 管理品質向上のために,マネジメント,レポーティング,分析などを支援する。
- 市場における競争優位やポジショニングを獲得する。
- 複数のアプリケーションによって共有される基盤部分を提供する。
- ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。
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解説
IT投資ポートフォリオの投資対象カテゴリを、戦略、情報、トランザクション、インフラの4つに分類して考えるのは、MITスローン情報システム研究センターが提唱するモデル(MITモデル)です。以下の各カテゴリの定義は、経済産業省「業績評価参照モデル(PRM)を用いたITポートフォリオモデル 活用ガイド」からの引用です。
- 戦略
- 市場における競争優位やポジショニングを獲得することを目的とした投資。具体例としては、導入当初のATM等がこのカテゴリーに該当する
- 情報
- より質の高い管理を行うことを目的とした、会計、マネジメント管理、レポーティング、コミュニケーション、分析等を支援するための情報提供に関連する投資
- トランザクション
- 注文処理等のルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を目的とした投資
- インフラ
- 複数アプリケーションによって共有される基盤部分を提供するための投資。PCやネットワーク、共有データベース等が該当する
- 情報カテゴリに対する投資目的です。
- 戦略カテゴリに対する投資目的です。
- インフラカテゴリに対する投資目的です。
- 正しい。トランザクションカテゴリに対する投資目的です。
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