フェイルセーフとインタロックの違い

一文無し無用之助さん  
(No.1)
以下の問題で正解が「エ」なのは何故でしょうか?

令和3年秋期  問13
信頼性設計においてフールプルーフを実現する仕組みの一つであるインタロックの例として,適切なものはどれか。

ア、ある機械が故障したとき,それを停止させて代替の機械に自動的に切り替える仕組み
イ、ある条件下では,特定の人間だけが,システムを利用することを可能にする仕組み
ウ、システムの一部に不具合が生じたとき,その部分を停止させて機能を縮小してシステムを稼働し続ける仕組み
エ、動作中の機械から一定の範囲内に人間が立ち入ったことをセンサーが感知したとき,機械の動作を停止させる仕組み


自分が選択した「イ」はフェイルセーフで不正解だったのですが、
自分の認識ではフェイルセーフとインタロックは以下になります。
・インタロック
  特定の条件が満たされるまで他の動作を許さない仕組みであり、
  主に誤操作や不適切な状態の発生を防ぐことに重点を置いています。
・フェイルセーフ
  システムが故障や異常状態になったときに自動的に安全な状態を保つ仕組みであり、
  異常時の被害や危険を最小限に抑えることを目的としています。

この場合、特定の条件が満たされるまで動作しない「イ」がインタロックになり、
既に動作している機械を停止する「エ」はインタロックにならないのでしょうか?
2024.06.13 11:10
jjon-comさん 
AP プラチナマイスター
(No.2)
応用情報 令和3年 秋期 午前 問13
https://www.ap-siken.com/kakomon/03_aki/q13.html

interlock は一般的な英単語であり,その意味は
「組み合う,噛み合う」という動詞,「連結装置,連動装置」という名詞になります。

ja.wikipedia の「インターロック (安全技術)」には次のように書かれています。
ヒューマンエラーを防止するための、フェイルセーフ、フールプルーフ(ポカヨケ)と呼ばれる設計思想を実現する装置・機構のひとつである。
上記より,特定の条件に連動して動作する仕組みは,フェイルセーフであろうがフールプルーフであろうがインターロックですから,インターロックだけに着目していてはこの問いに正解できません。

フールプルーフは,愚か者(fool)に代表される「過失,不注意」の利用者が使ってもそれに耐える(proof)設計ですから,エに対応します。

No.1 には
> 特定の条件が満たされるまで動作しない「イ」がインタロックになり、
という表現が登場していますが,問題文には「特定の条件」ではなく,
> 特定の人間だけが,システムを利用することを可能にする仕組み
と書かれており,このサイトの解説には
> アクセス制御の例です。
と書かれています。

特定の人間であってもその人が「過失,不注意」の状態で操作したならシステム利用を制御するのが,フールプルーフのインターロックですから,イは対応しません。
2024.06.13 12:59
yomogiさん 
(No.3)
フェールセーフはシステム側の故障によってシステムを停止しますが、
フールプルーフは人側の望ましくない行動によってシステムを停止させます。
選択肢:エ は、「動作中の機械に人が接近する」という明らかに望ましくない行動が明記されており、この行動による損害を防ぐフールプルーフの仕組みの一つがインタロックです。

選択肢:イ は、「ある条件下では、アクセスを制限する」とありますが、特定の条件は特に指定されていないため、システム停止の原因に人が関係しているか不明です。
本問題では、フールプルーフを実現する仕組みとしてインタロックを挙げているため、
システム停止の原因に人の望ましくない行動が関係している「エ」が正解となります。
2024.06.13 13:03
一文無し無用之助さん 
(No.4)
ありがとうございます。
2024.06.20 11:01
daigakuimoさん 
(No.5)
この投稿は投稿者により削除されました。(2024.06.27 11:24)
2024.06.27 11:24

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