ネットワーク管理(全13問中12問目)
No.12解説へ
図で示したネットワーク構成において、アプリケーションサーバA上のDBMSのデーモンが異常終了したという事象とその理由を、監視サーバXで検知するのに有効な手段はどれか。
出典:平成19年秋期 問60
- アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのICMPあて先到達不能(Destination Unreachable)メッセージ
- アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのSNMP Trap PDU
- 監視サーバXからアプリケーションサーバAへのfinger
- 監視サーバXからアプリケーションサーバAへのping
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解説
- Destination Unreachableは、送信したパケットが宛先に到達不能であったことを発信元に通知するICMPプロトコルのエラーメッセージです。デーモンが異常終了してもアプリケーションサーバAは稼働を続けているためDestination Unreachableを監視しても検知することはできません。
- 正しい。SNMPトラップは、SNMPエージェント(サーバA)からSNMPマネージャ(サーバX)に障害発生などのイベントの発生を通知するコマンドです。監視用サーバXではアプリケーションサーバAのSNMPトラップを監視することで管理情報の変化を検知することが可能になります。
- fingerはネットワーク上のユーザー(コンピュータ)情報を得るためのコマンドです。
- pingはIPネットワークにおいて対象の端末にパケットを送信し正しく届くかを確認するためのコマンドです。アプリケーションサーバAにpingを送信してもサーバは稼働を続けているため正当な応答(Echo Reply)が返ってくるだけでデーモンの異常終了を検知することはできません。
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