ネットワーク応用(全22問中16問目)
No.16解説へ
ATM交換方式の特徴として,適切なものはどれか。
出典:平成19年秋期 問56
- ATMのプロトコルには,音声・データ・画像のデジタル符号化方式が含まれる。
- LANとWANのそれぞれに対応する機器が販売されており,LANとWANで共通に使用できるプロトコルとして,TCP/IPに代わるものと期待される。
- 広帯域ISDNを実現する技術であり,網インタフェースには数kビット/秒の低速から100Mビット/秒を超える高速まで様々な速度で使用できる。
- 情報をセルと呼ばれる固定長のブロックに分割して送受信する。
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解説
ATM(Asynchronous Transfer Mode)は、高速通信を可能とするために送信するデータを48バイトのペイロード部に5バイトのヘッダー情報を付けた合計53バイトの固定セルに分割してデータをやり取りする交換方式です。
- デジタル符号化方式は含まれていません。
- ATMはデータリンク層のプロトコルなので、トランスポート層のプロトコルであるTCP、ネットワーク層のプロトコルであるIPの代わりにはなりません。
- ATMは、0.5Mビット/秒よりも低速な通信速度には適していません。
- 正しい。ATMではデータを53バイトのブロックに分割して、そのブロック単位で送受信を行います。
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