ネットワーク方式(全55問中19問目)
No.19解説へ
IoTでの活用が検討されているLPWA(LowPower,WideArea)の特徴として,適切なものはどれか。
出典:平成29年秋期 問10
- 2線だけで接続されるシリアル有線通信であり,同じ基板上の回路及びLSIの間の通信に適している。
- 60GHz帯を使う近距離無線通信であり,4K,8Kの映像などの大容量のデータを高速伝送することに適している。
- 電力線を通信に使う通信技術であり,スマートメーターの自動検針などに適している。
- バッテリ消費量が少なく,一つの基地局で広範囲をカバーできる無線通信技術であり,複数のセンサーが同時につながるネットワークに適している。
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解説
LPWAは、LowPower=省電力、WideArea=広範囲の名称の通り、省電力・広範囲を特徴とする無線通信規格の総称です。伝送速度は遅いものの、Wi-fiやBluetoothが届かない数キロメートルから数十キロメートル間の通信をカバーします。LPWA規格には、SIGFOX、LoRaWAN、Wi-SUN、NB-IoT、Cat-M1などがあります。
IoT(Internet of Things)では、制御や情報取得のために各所に散りばめられたデバイス同士が通信を行うことになります。この個々の通信はそれほど大きいデータ量ではないので、LPWAの低い伝送速度が問題になることは余りありません。それよりも小型化が進むデバイスのバッテリー消費を抑えられることがIoTにおける強みとなります。このような理由から、LPWAは小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。
IoT(Internet of Things)では、制御や情報取得のために各所に散りばめられたデバイス同士が通信を行うことになります。この個々の通信はそれほど大きいデータ量ではないので、LPWAの低い伝送速度が問題になることは余りありません。それよりも小型化が進むデバイスのバッテリー消費を抑えられることがIoTにおける強みとなります。このような理由から、LPWAは小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。
- 基盤内のように近距離で直結したデバイス間で100~400kbpsのシリアル通信を行うI2C(Inter-Integrated Circuit)の説明です。
- 10mの通信範囲で最大7Gbpsの通信を行う「WiGig」の説明です。
- PLC(Power Line Communication,電力線搬送通信)の説明です。
- 正しい。LPWAの説明です。
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