ネットワーク応用(全22問中19問目)
No.19解説へ
電子メールでMIMEの機能を必要とする場合はどれか。
出典:平成18年春期 問52
- あて先(To)フィールド中に日本語の文字を用いる。
- 本文中のURLをクリックするとブラウザがそのページを表示する。
- 本文に日本語の文字を用いる。
- 本文の最後にシグネチャを自動的に付加する。
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解説
MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)は、ASCII文字しか使用できないSMTPを利用したメールで、日本語の"2バイトコード"や画像データを送信するための仕組みです。
MIMEが登場する1992年以前のテキストメールには次のような問題がありました。
MIMEが登場する1992年以前のテキストメールには次のような問題がありました。
- メッセージヘッダーがASCII文字に限定されていた。
- 本文に2バイトもコードが使えない。(日本語はISO-2022-JPという7ビットJISコードに変換されてやり取りされていた。)
- 本文がテキストに限定されていた。
- 1行の最大長が1000文字に制限されていた。
- 正しい。インターネット上ではメールの配送の過程でメッセージヘッダーの追加や再構成が行われるためJISコードを使った日本語は使用できませんでした。MIMEでは、Quoted-PrintableやBASE64というMIME標準のエンコード方法を使って、これらの文字をASCIIに変換し、ヘッダーに埋め込む方法を規定しています。
- URLをクリックしたときにそのページに移動させるにはHTMLメールを使用します。
- 本文の日本語はMIMEの機能がなくても、JISコードに符号化することですべてのバイトを7ビットに収めてやり取りできます。
- シグネチャ(署名)の自動付加は、メールソフトの機能です。
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