情報セキュリティ対策(全57問中21問目)
No.21解説へ
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
出典:令和3年春期 問46
- ICカードとICカードリーダーとが非接触の状態で利用者を認証して,利用者の利便性を高めるようにする。
- 故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを保管し,故障時に直ちに予備カードに交換して利用者がICカードを使い続けられるようにする。
- 信号の読出し用プローブの取付けを検出するとICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて,ICチップ内の情報を容易には解析できないようにする。
- 利用者認証にICカードを利用している業務システムにおいて,退職者のICカードは業務システム側で利用を停止して,他の利用者が利用できないようにする。
正解 ウ問題へ
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解説
耐タンパ性とは、ハードウェアやソフトウェアのセキュリティレベルを表す指標で、外部からの物理的接触により機器内部の構造を不当に解析・改変したり、重要データを取り出そうとしたりする行為に対してどの程度の耐性を有するかを表します。タンパ(tamper)は"改ざんする"という意味です。
- システムの使用性を高めるための対策であり、ICカードの耐タンパ性は向上しません。
- システムの信頼性を高めるための対策であり、ICカードの耐タンパ性は向上しません。
- 正しい。解読や偽造に対して物理的に情報を保護する機能なので、耐タンパ性を高める対策に該当します。
- システムのセキュリティを高めるための対策であり、ICカードの耐タンパ性は向上しません。
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