情報セキュリティ対策(全57問中34問目)
No.34解説へ
図のような構成と通信サービスのシステムにおいて,Webアプリケーションの脆弱性対策のためのWAFの設置場所として,最も適切な箇所はどこか。ここで,WAFには通信を暗号化したり復号したりする機能はないものとする。
出典:平成29年春期 問43
- a
- b
- c
- d
正解 ウ問題へ
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解説
WAF(Web Application Firewall)は、通過するパケットのIPアドレスやポート番号だけでなくペイロード部(データ部分)をチェックすることで、Webアプリケーションに対する攻撃を検知し、攻撃と判断した通信をブロックするファイアウォールです。
WAFは、"シグネチャ(パターン)マッチング"や"HTTPヘッダーの検証"などによって不正なパケットを検知しますが、HTTPS通信が行われている経路上のパケットは暗号化されておりペイロード部分を見ることができないため、これらの検知手法が使えません。すなわちHTTPS通信が行われている「a」と「b」は設置場所として不適切です。
また、WAFによる不正アクセスの検知・遮断は、Webアプリケーションによって処理が実行される前に行われる必要があるので「d」は不適切です。
したがって適切な設置場所は「c」しかありません。
【参考】
SSLアクセラレータは、SSL/TLS通信におけるパケットの暗号化と復号を高速に行う専用のハードウェアで、Webサーバの処理負荷を軽減する目的で設置されます。
WAFは、"シグネチャ(パターン)マッチング"や"HTTPヘッダーの検証"などによって不正なパケットを検知しますが、HTTPS通信が行われている経路上のパケットは暗号化されておりペイロード部分を見ることができないため、これらの検知手法が使えません。すなわちHTTPS通信が行われている「a」と「b」は設置場所として不適切です。
また、WAFによる不正アクセスの検知・遮断は、Webアプリケーションによって処理が実行される前に行われる必要があるので「d」は不適切です。
したがって適切な設置場所は「c」しかありません。
【参考】
SSLアクセラレータは、SSL/TLS通信におけるパケットの暗号化と復号を高速に行う専用のハードウェアで、Webサーバの処理負荷を軽減する目的で設置されます。
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