情報セキュリティ対策(全57問中6問目)
No.6解説へ
SPF(Sender Policy Framework)の仕組みはどれか。
出典:令和6年春期 問43
- 電子メールを受信するサーバが,電子メールに付与されているデジタル署名を使って,送信元ドメインの詐称がないことを確認する。
- 電子メールを受信するサーバが,電子メールの送信元のドメイン情報と,電子メールを送信したサーバのIPアドレスから,送信元ドメインの詐称がないことを確認する。
- 電子メールを送信するサーバが,電子メールの宛先のドメインや送信者のメールアドレスを問わず,全ての電子メールをアーカイブする。
- 電子メールを送信するサーバが,電子メールの送信者の上司からの承認が得られるまで,一時的に電子メールの送信を保留する。
正解 イ問題へ
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解説
SPF(Sender Policy Framework)は、メールを送信しようとしてきたメールサーバのIPアドレス情報を検証することで、正規のサーバからのメール送信であるかどうか確認することができる技術です。受信メールサーバ側がメールの送信元ドメインを管理するDNSサーバに問い合わせ、返されたIPアドレスが送信元メールサーバのIPアドレスと一致するかどうかでなりすましを検知します。
SPFでは以下の手順で電子メールの送信元IPアドレスの検証を行います。
SPFでは以下の手順で電子メールの送信元IPアドレスの検証を行います。
- 送信側は、送信側ドメインのDNSサーバのSPFレコード(またはTXTレコード)に正当なメールサーバのIPアドレスやホスト名を登録し、公開しておく。
- 送信側から受信側へ、SMTPメールが送信される。
- 受信側メールサーバは、受信側ドメインのDNSサーバを通じて、MAIL FROMコマンドに記載された送信者メールアドレスのドメインを管理するDNSサーバに問い合わせ、SPF情報を取得する。
- SPF情報との照合でSMTP接続してきたメールサーバのIPアドレスの確認に成功すれば、正当なドメインから送信されたと判断する。
- SPFではデジタル署名を使用しません。記述はDKIM(DomainKeys Identified Mail)の仕組みです。
- 正しい。SPFの仕組みです。
- メールアーカイブシステムの仕組みです。
- メール誤送信防止システムの仕組みです。
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