セキュリティ実装技術(全74問中65問目)
No.65解説へ
テンペスト技術の説明とその対策として,適切なものはどれか。
出典:平成20年秋期 問75
- ディスプレイやケーブルなどから放射される電磁波を傍受し,内容を観察する技術であり,電磁波遮断が施された部屋に機器を設置することによって対抗する。
- データ通信の途中でパケットを横取りし,内容を改ざんする技術であり,デジタル署名による改ざん検知の仕組みを実装することによって対抗する。
- マクロウイルスにおいて使われる技術であり,ウイルス対策ソフトを導入し,最新の定義ファイルを適用することによって対抗する。
- 無線LANの信号から通信内容を傍受し,解析する技術であり,通信パケットを暗号化することによって対抗する。
正解 ア問題へ
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解説
テンペスト技術は、モニターやキーボード,ネットワークケーブルなどから放射されている微弱な電磁波を傍受し解析することで元の情報の再現を試みる技術です。一般に知られている実験では、ブラウン管ディスプレイやケーブルから発生する電磁波を3m離れた地点で傍受して、表示されている画像を再現した例があります。
傍受を防ぐための対策としては、ブラウン管ディスプレイから液晶ディスプレイに切り替える,ケーブル等を電磁シールドで包む,PCを使用する部屋全体をシールドしてしまうなど、機器から放射される電磁波を極めて少量に抑える方法が効果的です。
傍受を防ぐための対策としては、ブラウン管ディスプレイから液晶ディスプレイに切り替える,ケーブル等を電磁シールドで包む,PCを使用する部屋全体をシールドしてしまうなど、機器から放射される電磁波を極めて少量に抑える方法が効果的です。
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