情報セキュリティ(全143問中80問目)
No.80解説へ
A社のWebサーバは,認証局で生成したWebサーバ用のデジタル証明書を使ってSSL/TLS通信を行っている。A社のWebサーバにSSL/TLSを用いてアクセスしたときのPCが,サーバのデジタル証明書を入手した後に,認証局の公開鍵を利用して行うものはどれか。
出典:平成26年春期 問37
- 暗号化通信に利用する共通鍵を生成し,認証局の公開鍵で暗号化する。
- 暗号化通信に利用する共通鍵を認証局の公開鍵を使って復号する。
- デジタル証明書の正当性を認証局の公開鍵を使って検証する。
- 利用者が入力して送付する秘匿データを認証局の公開鍵を使って暗号化する。
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解説
デジタル証明書(サーバ証明書)は、個人や企業が使用する公開鍵に対する電子式の証明書で、認証局(CA)と呼ばれる第三者機関によって発行されたものです。デジタル証明書には、認証を受けた公開鍵が含まれていて、信頼性を保証するための認証局のデジタル署名が付されています。
デジタル証明書を提示された利用者は、暗号化通信の開始に際し「認証局の公開鍵」を使用してデジタル証明書に付された「認証局のデジタル署名」を検証します。デジタル署名の検証に成功したならば、同封されている公開鍵が正当であり、かつ、改ざんされていないことが保証されます。
したがって正しい動作は「ウ」です。
SSL/TLSでは公開鍵の検証後、その公開鍵を使って通信相手と共通鍵を共有します(RSA方式の鍵交換の場合)。そして、以降はその共通鍵を使用して暗号化通信を行います。
デジタル証明書を提示された利用者は、暗号化通信の開始に際し「認証局の公開鍵」を使用してデジタル証明書に付された「認証局のデジタル署名」を検証します。デジタル署名の検証に成功したならば、同封されている公開鍵が正当であり、かつ、改ざんされていないことが保証されます。
したがって正しい動作は「ウ」です。
SSL/TLSでは公開鍵の検証後、その公開鍵を使って通信相手と共通鍵を共有します(RSA方式の鍵交換の場合)。そして、以降はその共通鍵を使用して暗号化通信を行います。
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