ソフトウェア方式設計・詳細設計(全62問中19問目)
No.19解説へ
モジュールの結合度が最も低い,データの受渡し方法はどれか。
出典:平成28年春期 問47
- 単一のデータ項目を大域的データで受け渡す
- 単一のデータ項目を引数で受け渡す
- データ構造を大域的データで受け渡す
- データ構造を引数で受け渡す
正解 イ問題へ
広告
解説
モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示す概念です。モジュール同士の結合度合いが強ければ、関連するモジュールに変更があった場合の影響は大きく、反対に結合度が弱ければ影響を受けにくくなります。独立性と保守性の観点から、モジュール結合度は低いほど良いとされています。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している
- 制御結合
- モジュールの動作を制御するための要素を受け渡している
- 外部結合
- 大域宣言された単一のデータを、複数のモジュールが参照している
- 共通結合
- 大域宣言されたレコードや構造体などのデータ構造を、複数のモジュールが参照している
- 内容結合(強い↓)
- モジュールの内部を直接参照・使用している
- 外部結合です。
- 正しい。結合度が最も低いデータ結合です。
- 共通結合です。
- スタンプ結合です。
広告