ソフトウェア方式設計・詳細設計(全62問中42問目)
No.42解説へ
オブジェクト指向の概念で,上位のクラスのデータやメソッドを下位のクラスで利用できる性質を何というか。
出典:平成20年秋期 問44
- インヘリタンス
- カプセル化
- 抽象化
- ポリモーフィズム
正解 ア問題へ
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解説
オブジェクト指向において新しいクラスを作るときは、上位クラスが持つ特性を引き継ぐことができます。この性質をインヘリタンス(Inheritance,継承)といいます。
上位クラスから特性を引き継ぐことにより、上位クラスで定義済みの属性やメソッドは下位クラスでの定義する必要がなくなり、下位クラスでは独自の機能(差分)のみを定義だけで済みます。この差分のみを定義する手法を差分プログラミングといいます。
上位クラスから特性を引き継ぐことにより、上位クラスで定義済みの属性やメソッドは下位クラスでの定義する必要がなくなり、下位クラスでは独自の機能(差分)のみを定義だけで済みます。この差分のみを定義する手法を差分プログラミングといいます。
- 正しい。
- カプセル化は、データとそれを扱うメソッドを一つにまとめることで、オブジェクトの利用者が内部構造を知らなくても目的の操作を行えるようにしたり、利用者がオブジェクト内部のデータに直接アクセスすることを防ぎます。情報隠ぺい,ブラックボックス化とも呼ばれます。
- 抽象化は、ある実体としてのオブジェクトから特定の性質・要素・共通性を引き出して、それらの事実を包括するクラスを定義することをいいます。
- ポリモーフィズムは、同じメッセージを送ってもオブジェクトによって反応や動作が異なる性質のことです。多態性、多相性とも呼ばれます。
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