ソフトウェア方式設計・詳細設計(全62問中51問目)
No.51解説へ
JISで規定されるソフトウェアの品質特性(JIS X 0129-1)のうち,"効率性"の定義はどれか。
出典:平成19年秋期 問47
- 指定された条件下で利用するとき,指定された達成水準を維持するソフトウェア製品の能力
- 指定された条件の下で利用されるとき,明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供するソフトウェア製品の能力
- 修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力
- 明示的な条件の下で,使用する資源の量に対比して適切な性能を提供するソフトウェア製品の能力
正解 エ問題へ
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解説
ソフトウェアの品質特性は、ソフトウェアの品質を評価する基準です。ISO/IEC 9126(JIS X 0129)において、機能性,信頼性,使用性,効率性,保守性,移植性の6つの特性と、それぞれの品質特性をさらに細分化した21の副特性が定められています。各特性の意味については以下の通りです。
- 機能性(Functionality)
- 目的から求められる必要な機能の実装の度合い
副特性として合目的性,正確性,相互運用性,標準適合性,セキュリティが含まれる。 - 信頼性(Reliability)
- 機能が正常動作し続ける度合い,障害の起こりにくさの度合い
副特性として成熟性,障害許容性,回復性が含まれる。 - 使用性(Usability)
- 分かりやすさ、使いやすさの度合い
副特性として理解性,習得性,運用性が含まれる。 - 効率性(Efficiency)
- 目的達成のために使用する時間や資源の度合い
副特性として時間効率性,資源効率性が含まれる。 - 保守性(Maintainability)
- 保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
副特性として解析性,変更性,安定性,試験性が含まれる。 - 移植性(Portability)
- 移植のしやすさ,別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
副特性として環境適用性,設置性,規格適合性,置換性が含まれる。
- 信頼性の説明です。
- 機能性の説明です。
- 保守性の説明です。
- 正しい。効率性の説明です。
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