ソフトウェア方式設計・詳細設計(全62問中58問目)
No.58解説へ
DFDにおけるデータストアの性質として,適切なものはどれか。
出典:平成17年秋期 問40
- 最終的には,開発されたシステムの物理ファイルとなる。
- データストア自体が,データを作成したり変更したりすることがある。
- データストアに入ったデータが出て行くときは,データフロー以外のものを通ることがある。
- ほかのデータストアと直接にデータフローで結ばれることはなく,処理が介在する。
正解 エ問題へ
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解説
DFD(Data Flow Diagram)は、データの流れに着目して、その対象となる業務のデータの流れと処理の関係をわかりやすく図式化する構造化分析の手法です。「○」処理・プロセス,「□」データの吸収先,「→」データの流れ,「〓」データストアの4つの記号を用いて対象業務のモデル化を行います。
- データストアは、データが蓄積される場所を論理的に表現したものです。システム化によって電子データ化されるとファイルやデータベースとして実装されますが、システム化の範囲によってはファイル棚や紙媒体のままということも考えられます。
- データストア自身がデータの加工を行うことはありません。データの作成や更新はプロセスで行います。
- データの流れは必ずデータフローによって記述されます。
- 正しい。データストアは要求されたデータをプロセスに渡したり、プロセスから渡されたデータを蓄積する場所です。データストア同士がデータフローで結ばれることはありません。
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