開発プロセス・手法(全67問中37問目)
No.37解説へ
共通フレームをプロジェクトに適用する場合の考え方のうち,適切なものはどれか。
出典:平成27年秋期 問50
- JIS規格に基づいているので,個々のプロジェクトの都合でアクティビティやタスクを変えずに,そのまま適用する。
- 共通フレームで規定しているプロセスの実施順序に合わせて,作業手順を決めて適用する。
- 共通フレームで推奨している開発モデル,技法やツールを取捨選択して適用する。
- プロジェクトの特性や開発モデルに合わせて,アクティビティやタスクを取捨選択して適用する。
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解説
共通フレームは、ソフトウェアライフサイクルにかかわる諸活動を網羅的に定義した百科事典のようなもので、そのまま適用するのではなく利用の局面において対象とするプロジェクトの範囲や重要度に応じた修整が必要となります。修整(tailoring)とは、使用する開発モデルに合わせてアクティビティやタスクを取捨選択する作業で、共通フレームを適用する上での必須の活動です。
- プロジェクト規模や適用する開発モデルによって実施すべき作業項目は変化するため、プロセスごとにアクティビティとタスクを取捨選択する必要があります。
- 共通フレームでは工程の順序や時間について規定していません。
- 共通フレームは、特定の開発モデル、技法及びツールに依存しない規格です。そのため推奨している開発モデル等はありません。
- 正しい。共通フレームの適用に当たっては、使用する開発モデルに対して定義された作業項目をマッピングする(あてはめる)必要があります。
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