開発プロセス・手法(全67問中55問目)
No.55解説へ
取得者(発注者)と供給者(受注者)の二者間取引を明確化するためのものであり,業務分析,業務設計,ソフトウェアを中心としたシステムの企画,要件定義,開発,運用,保守及びそれにかかわる諸活動を対象としており,国際規格に適合しているものはどれか。
出典:平成21年秋期 問49
- CMMI
- PMBOK
- 共通フレーム
- ソフトウェア保守規格
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解説
共通フレームは、ソフトウェア産業界においての"共通の物差し"となることを目的として作成された規格です。取得者と供給者双方、またはシステム開発に関わる全ての人が、ソフトウェアを中心としたシステムの企画、要件定義、開発、運用、保守の作業内容を共通に参照できるよう詳細に表現したり、ソフトウェア取引を明確化したりするための基準が記述されています。国際規格であるISO/IEC 12207をベースにしています。
- Capability Maturity Model Integrationの略。統合能力成熟度モデルと呼ばれ、組織におけるプロセス改善をガイドするモデルです。
- Project Management Body of Knowledgeの略。アメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI)が策定しているプロジェクト管理のフレームワークです。
- 正しい。共通フレームはシステム/ソフトウェアの企画から、開発、運用、保守、廃棄に至るまでの諸活動を通じて行われる作業を包括的に規定した規格です。
- "ソフトウェア保守規格"という名称の標準化規格は存在しません。
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