プロジェクトのリスク(全15問中1問目)
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JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス"リスクの管理"の目的はどれか。
出典:令和6年春期 問53
- 特定したリスクに適切な処置を行うためにリスクを測定して,その優先順位を定める。
- 発生した場合に,プロジェクトの目標にプラス又はマイナスの影響を与えることがある潜在的リスク事象及びその特性を決定する。
- プロジェクトの目標への機会を高めて脅威を軽減するために,選択肢を作成して対策を決定する。
- リスクへの対応を実行するかどうか及びそれが期待する効果を上げられるかどうかを明らかにし,プロジェクトの混乱を最小限にする。
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解説
JIS Q 21500:2018は、PMBOKをベースにしたプロジェクトマネジメントの国際規格であるISO 21500のJIS版です。PMBOKとほぼ同じ内容ですが、ルールや技法の説明は含まれていません。
本規格において対象群"リスク"は、「脅威及び機会を特定し,マネジメントするために必要なプロセスを含む」と定義されており、リスクの特定、リスクの評価、リスクへの対応、リスクの管理という4つのプロセスを含みます。選択肢の4つの記述が上記の4つのプロセスと対応します。
"リスクの管理"の目的は「リスクへの対応を実行するかどうか及びそれが期待する効果を上げられるかどうかを明らかにし、プロジェクトの混乱を最小限にすることである」とされており、具体的には、特定したリスクの追跡、新たなリスクの特定と分析、コンティンジェンシー計画の発動条件の監視、リスク対応の有効性の評価、リスク対応の進捗のレビューなどをプロジェクト実行中に行うことが役割となっています。
本規格において対象群"リスク"は、「脅威及び機会を特定し,マネジメントするために必要なプロセスを含む」と定義されており、リスクの特定、リスクの評価、リスクへの対応、リスクの管理という4つのプロセスを含みます。選択肢の4つの記述が上記の4つのプロセスと対応します。
"リスクの管理"の目的は「リスクへの対応を実行するかどうか及びそれが期待する効果を上げられるかどうかを明らかにし、プロジェクトの混乱を最小限にすることである」とされており、具体的には、特定したリスクの追跡、新たなリスクの特定と分析、コンティンジェンシー計画の発動条件の監視、リスク対応の有効性の評価、リスク対応の進捗のレビューなどをプロジェクト実行中に行うことが役割となっています。
- "リスクの評価"の説明です。
- "リスクの特定"の説明です。
- "リスクへの対応"の説明です。
- 正しい。"リスクの管理"の説明です。
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