サービスマネジメントプロセス(全38問中22問目)
No.22解説へ
ITILは,各プロセスに対する重要成功要因(CSF)と重要業績評価指標(KPI)を例示している。次のインシデント管理のCSFに対するKPIとして,適切なものはどれか。
〔CSF〕
インシデントをできるだけ迅速に解決し,事業へのインパクトを最小限にする。
〔CSF〕
インシデントをできるだけ迅速に解決し,事業へのインパクトを最小限にする。
出典:平成27年秋期 問55
- インシデントの総件数
- サービスデスクが他のサポート・レベルに問い合わせずにクローズできたインシデントの割合
- サービスデスク担当者当たりの処理したインシデントの件数
- 変更とリリースに関連するインシデントの件数と割合
正解 イ問題へ
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解説
KPI(Key Performance Indicator)は、企業目標やビジネス戦略の実現に向けて行われるビジネスプロセスについて、その実施状況をモニタリングするために設定する指標です。
通常、インシデント管理では次のようなKPIが設定されます。
インシデントをサービスデスク内のやり取りのみで解決できれば、他のプロセスでのインシデント対応が必要なくなるため解決までの時間が短くなります。すなわちサービスデスクでの解決割合の増加は平均解決時間の短縮に繋がることになります。
したがって設問のCSFに対するKPIとしては「イ」が適切です。
通常、インシデント管理では次のようなKPIが設定されます。
- サービスデスクで解決された割合(初回解決の割合)
- 解決までの平均時間
- 重大なインシデントの数・割合
- 目標時間内に解決できた割合
インシデントをサービスデスク内のやり取りのみで解決できれば、他のプロセスでのインシデント対応が必要なくなるため解決までの時間が短くなります。すなわちサービスデスクでの解決割合の増加は平均解決時間の短縮に繋がることになります。
したがって設問のCSFに対するKPIとしては「イ」が適切です。
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