内部統制(全18問中7問目)
No.7解説へ
営業債権管理業務に関する内部統制のうち,適切なものはどれか。
出典:平成27年秋期 問60
- 売掛金回収条件の設定は,営業部門でなく,審査部門が行っている。
- 売掛金の消込み入力と承認処理は,販売を担当した営業部門が行っている。
- 顧客ごとの与信限度の決定は,審査部門ではなく,営業部門の責任者が行っている。
- 値引き又は割戻しの処理は,取引先の実態を熟知している営業部門の担当者が行っている。
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解説
内部統制は、組織内部のルールや手順を整備し、業務に組み込んで適切に運用することで、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を確保する取組みをいいます。
業務を1人または1つの部門に任せてしまうと、不正な処理が行われたりミスをしたときに迅速な対応がとれなかったりします。内部統制ではこれを防止するため互いの仕事をチェックし合うように、複数の人、部門で業務を分担する「職務分掌」を明確にし、業務プロセスに組み込むことが求められます。
業務を1人または1つの部門に任せてしまうと、不正な処理が行われたりミスをしたときに迅速な対応がとれなかったりします。内部統制ではこれを防止するため互いの仕事をチェックし合うように、複数の人、部門で業務を分担する「職務分掌」を明確にし、業務プロセスに組み込むことが求められます。
- 正しい。別の部門に業務を分担させることでチェック体制が業務に組み込まれています。
- 入力と承認を同一部門がするのではチェック体制が機能しません。
- 営業部門の不正を防止するため審査部門が行うべきです。
- 請求業務の担当者による不正を防止するため別の担当者によって行われるべきです。
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