システム監査(全82問中8問目)
No.8解説へ
システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として,適切なものはどれか。
出典:令和5年春期 問58
- 監査対象の実態を把握するために,必ず現地に赴いて実施する。
- 監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて,業務内容,業務分掌の体制などを把握する。
- 監査の結論を裏付けるために,十分な監査証拠を入手する。
- 調査の範囲は,監査対象部門だけに限定する。
広告
解説
- 監査人が現地に赴いて確認する現地調査法は、監査技法のひとつにすぎません。関連する文書や資料等の閲覧、監査対象部門や関連部門へのインタビューなどの手法で予備調査をすることもあります。
- 正しい。予備調査は、本調査に先だって監査対象の実態を把握するプロセスです。予備調査によって把握するべき事項には、情報システムや業務等の詳細、事務手続やマニュアル等による業務内容や業務分掌、組織図等による体制などがあります。
- 実際に監査証拠を入手するプロセスは本調査です。予備調査は、本調査のための必要な情報を事前に入手するために行います。
- 調査範囲は監査対象部門に限られません。システム監査の目的とその必要に応じて関連部門に対して行うこともあります。
広告