入出力デバイス(全16問中4問目)
No.4解説へ
ZigBeeの説明として,適切なものはどれか。
出典:平成31年春期 問11
- 携帯電話などのモバイル端末とヘッドセットなどの周辺機器とを接続するための近距離の無線通信として使われる。
- 赤外線を利用して実現される無線通信であり,テレビ,エアコンなどのリモコンに使われる。
- 低消費電力で低速の通信を行い,センサーネットワークなどに使われる。
- 連絡用,業務用などに利用される小型の携帯型トランシーバに使われる。
広告
解説
ZigBee(ジグビー)は、同じ無線通信規格のBluetoothよりも低速(20Kbps-250kbps)で伝送可能距離も短い(30m程度)ながら、乾電池程度の電力で数年が稼働可能な省電力性と低コストの利点を有する無線通信規格です。理論上の最大接続台数が65,536台とBluetoothと比較して非常に多く、多数の端末間を低コストの無線通信で接続可能な特徴をもちます。規格のベース部分にはWPAN(Wireless Personal Area Network)の規格であるIEEE 802.15.4が使用され、主にIoT(Internet of Things)などによるセンサーネットワークの構築を目的として策定されました。ZigBeeの名称はミツバチ(Bee)が花の周りをジグザグに飛び回る行動に由来しています。
- Bluetoothの説明です。
- ZigBeeは電波を使用します。ちなみに日本における赤外線リモコンの方式には、NEC/家製協/SONYフォーマットの3種類があります。
- 正しい。ZigBeeは低電力・省電力でセンサーネットワークを構築するための無線通信規格です。
- ZigBeeは近距離ネットワーク用なので、トランシーバの用途には向きません。
広告