プロセッサ(全68問中67問目)

RISCアーキテクチャのMPUの特徴として,適切なものはどれか。

出典:平成17年秋期 問17

  • 固定長の命令だけでなく,可変長の命令がある。
  • ハードウェア回路とパイプラインの技術を使い,1命令当たりおおよそ1クロックで実行できる。
  • 命令の形式には,レジスタ-レジスタ間の操作をする形式だけでなく、レジスタ-メモリ間の形式及びメモリ-メモリ間の形式がある。
  • 命令の実行は,マイクロプログラムというファームウェアで行う。
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分野:テクノロジ系
中分類:コンピュータ構成要素
小分類:プロセッサ
解説
RISCアーキテクチャは、CPUを制御する機械語命令をできるだけ少なく単純化し、その単純化した命令を専用の論理回路(ワイヤードロジック)で処理することで高速化を目指したコンピュータの処理方式です。各命令の平均実行速度を均一化されているため、パイプライン処理などに適しています。

以下はRISCの主な特徴です。
  • 固定命令語長
  • 全ての演算が1クロックで実行される
  • 演算はレジスタ‐レジスタ間演算のみ
  • ワイヤードロジックで実装
  • パイプライン処理に向いている
またRISC(リスク)の対義的な位置づけであるCISC(シスク)には、「複雑で多機能な命令群」「命令が可変長」「マイクロプログラムで実行」という特徴があります。
  • CISCの特徴です。RISCの命令語は固定長です。
  • 正しい。RISCの特徴です。
  • RISCの演算はレジスタ―レジスタ間演算のみです。
  • CISCの特徴です。RISCではワイヤードロジックで命令を実行します。

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